茶道指導者の皆様には、茶道活動における感染リスクを可能な限り低減するため、各学校(園)の感染拡大予防ガイドラインに従って、学校側とも充分に相談の上、指導にあたってください。
以下の衛生管理は基本事項として徹底をお願いします。
授業前準備
- 教室内の換気をする。
- 手洗いと、手で触れる部分の消毒を行う。
- 茶碗、茶筅、柄杓、茶巾、菓子鉢等の熱湯消毒をする。
- 茶碗等を拭く為の使い捨てのペーパータオルの設置。
授業中
- 窓や扉を開放するか、こまめに換気する。(30分に1回以上、数分間程度)
- 指導者、子供たちのマスク着用を推奨。(暑い時季は周囲と距離をとったうえで適宜マスクをはずすなど熱中症に注意)
- 子供たちの座る間隔は最低1mあけさせる。(人数制限対策を実施)
- 子供たち同士のテキストなどの貸し借りは控えさせる。
- 子供間の不必要な会話や発声は控えさせる。
- 点前の前後には手洗いをしてペーパータオルで拭くよう指導する。
- 一つの道具に対し、可能な限り一人が扱う。
- お茶をいただく際は、点て合うことを避け自服にて行う。
- 一度使用した茶碗はすぐに湯通しするか、その授業中は使用を避ける。
- 茶碗等を拭く際は使い捨てのペーパータオルを使用する。
- 茶巾はその都度交換し洗浄する。(使いまわしは避ける)
授業後
- 教室内の換気をする。
- 手洗いと、複数の人が触れた箇所をアルコール消毒する。
- 使用した茶碗、茶筅、柄杓、茶巾、菓子鉢等の熱湯消毒をする。
※ご参考(その他の取り組み例)
- ことばの唱和は心の中で唱える。
- 主菓子が一つ一つケースに分かれている場合は、そのままの状態で菓子鉢に盛り、各自でケースから出していただく。(銘々皿の使用を推奨)
- 濃茶は茶碗を替え銘々一服とし、飲みまわしは避ける。
※和室での着席の一例
厚生労働省公表の「新しい生活様式」には、人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空けることを推奨しています。それぞれの学校の環境や感染リスクの状況に応じ、換気の徹底やマスクの着用など併せて行うなど柔軟に対応ください。

参考:文部科学省
学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル
~「学校の新しい生活様式」~
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00029.html