今日庵 茶室・茶庭
(一般公開はされておりません)
−重要文化財・名勝史蹟−

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抛筌斎(ほうせんさい)

  利休居士250年忌に際して、玄々斎が造営し、居士の斎号にちなんで席名としたものです。 十二畳敷の広間で、一間の本床を構え、床脇に地袋と一枚板の棚を設けてあります。
  床前二畳が高麗縁で貴人座となっていますが、特に上段とせず、畳の配置と縁によって示したあたり、 侘びを第一とする裏千家茶道の主張をもっともよく表わしているといえましょう。元来、地袋前の一畳が点前座に当てられています。