今日庵 茶室・茶庭
(一般公開はされておりません)
−重要文化財・名勝史蹟−

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今日庵(こんにちあん)

  宗旦が不審菴を江岑宗左に譲り隠居所として建てた茶室です。席開きの当日、時刻に遅れた清巌和尚が、 茶室の腰張りに書きつけて帰った「懈怠比丘不期明日」(懈怠の比丘明日を期せず)の意に感じて、 宗旦が今日庵と命名したという逸話で知られており、裏千家の呼び名でもあります。
  一畳台目という最も狭い草庵の茶室で床も壁面を代用してあります。茶室の構成を極限まで 切り詰めたところに、侘び茶人宗旦の面目躍如たるものが感じられます。