今日庵 茶室・茶庭
(一般公開はされておりません)
−重要文化財・名勝史蹟−

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腰掛待合

  無色軒から露地へ降り、飛石の導くままに数歩行くと腰掛待合です。客は亭主の迎えがあるまで、 ここでしばらく待つのです。杉皮葺に石を置いたあたり、素朴な北国の民家といった印象を受けますが、 加賀の生活が長かった仙叟の趣向です。
  竹縁の下方にひときわ目立つ石を貴人石といい、正客の踏石となるものです。 静寂かつ清浄な景観のなかで、丸太柱に掛かった棕櫚箒(しゅろぼうき)がアクセントになっています。