今日庵 茶室・茶庭
(一般公開はされておりません)
−重要文化財・名勝史蹟−

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露 地

  亭主の迎え付けがあると、いよいよ茶室へと露地を進んで行きます。 腰掛周辺の飛石とはガラリと趣を異にして、中門までまっすぐな霰こぼしの石畳が延びています。 その両端には樹々が小高く繁り、付属物をいっさい省略した外露地に変化をもたらすものといえば、 常磐木の緑の濃淡と木洩れ陽の織りなす明暗だけです。
  静かに歩む人の気配さえも、ここでは周囲から清らかな空気にとけ込んで、 一つの景色となっているかのようです。