今日庵 茶室・茶庭
(一般公開はされておりません)
−重要文化財・名勝史蹟−

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溜精軒(りゅうせいけん)の「杓の柄窓」

  寒雲亭と大水屋との間にある六畳を溜精軒といいます。玄々斎の好みで、逆勝手出炉となっており、 除夜釜だけに使用されています。
  風炉先の下地窓が使いふるしの柄杓の柄でつくられていて、「杓の柄窓」として 有名です。桑の一枚板の大棚も特色の一つとなっています。床は点前畳の勝手付壁面が当てられ、 亭主床の構えになっています。いずれをとっても、貧にあまんずる侘び茶の精神にあふれた構成です。