今日庵 茶室・茶庭
(一般公開はされておりません)
−重要文化財・名勝史蹟−

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対流軒(たいりゅうけん)

  円能斎好みの広間で、扁額もその手蹟によるものです。裏千家の前を流れる小川のせせらぎに対して、 茶道の伝統の維持と今後の発展を期した円能斎の決意も新たな心境が托されています。 床柱は又隠の前庭にあった老松、床脇の袋棚には御祖堂の戸張の残り裂が用いられています。 欄間の遠山風の透しは、銅鑼の旋律を表わしており、素材の取合わせの妙と意匠の斬新さに、円能斎の 茶道発展への意欲的な姿勢がうかがえます。