今日庵 茶室・茶庭
(一般公開はされておりません)
−重要文化財・名勝史蹟−

戻る 茶室のページへ 進む


四方仏の蹲踞(よほうぶつのつくばい)

  飛石を行くと、蹲踞の前に到ります。客はここで手水を遣い、心身を清めて席入の準備をします。 又隠の席の前庭に据えられたこの方形の手水鉢は、石塔の塔身を転用したもので、四面に仏体が刻まれている ところから、四方仏の蹲踞と呼ばれています。苔むして丸味を帯びた仏体の輪郭も定かではありませんが、 燈籠やまめまき石・蕨箒・塵穴などとともに、侘び寂びの感が身に迫る情景をつくりあげています。