
今日庵文庫
今日庵文庫は、11代玄々斎をはじめ、歴代家元が収集した史料を受け継ぎ、それを調査・研究する目的で、昭和44年(1969)に設置された茶の湯の専門図書館です。以降、茶の湯関連の資料の収集につとめ、その成果を紀要『茶道文化研究』として刊行しています。
蔵書は茶の湯に関する近世の書物(貴重書)をはじめ、歴史・美術工芸・建築・料理・文学などの図書や展覧会図録、雑誌、紀要、映像資料約7万点を書庫に収蔵。蔵書検索システムかレファレンスサービスによる手続きをすれば閲覧することができます(館外貸出不可)。
閲覧室では、開架している茶道各流派の逐次刊行物や茶の湯に関する図書、児童書、外国書の閲覧および映像資料の視聴ができます。
お知らせ
- 今日庵文庫は、開館日時を月曜日~金曜日の10:00~16:00としておりましたが、2021年4月1日より火曜日~金曜日の10:00~16:30に変更しました。ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます
今日庵文庫利用案内
- 火曜日~金曜日
- 10時~16時30分(入館及び閉架資料の閲覧請求は16時まで)
- 無料
- 月曜日、土曜日、日曜日、祝日、8月13~16日、年末年始(12月27日~1月6日)
-
京都市に暴風警報または特別警報が発令された場合、その時点で臨時休館といたします。
また午前7時の時点で、京都市に暴風警報または特別警報が発令されている場合、終日休館といたします。
- 新型コロナウイルス感染症拡大防止への協力のため、政府の緊急事態宣言が京都府下に発令された場合、発令期間中は臨時休館といたします。
今日庵文庫における新型コロナウイルス感染症の拡大防止ガイドライン(2021年3月1日)
利用方法
図書資料の閲覧は図書室内のみでお願いいたします(館外への貸し出しはしておりません)。
資料は開架と閉架に分かれています。開架資料は自由にご覧ください。閉架書庫の資料は、蔵書検索システムで検索の上、閲覧申請書をカウンターへお持ちください。1回に5冊まで閲覧請求が可能です。
貴重書(主に1925年以前の図書資料)の閲覧につきましては、電話にて事前にお問い合わせください。
- 茶の湯に関する近世の書物(貴重書)をはじめ、歴史・美術工芸・建築・料理・文学などの図書や展覧会図録、雑誌、紀要、映像資料約7万点を所蔵。
雑誌には、今日庵月報、茶道月報、淡交をはじめ茶道各流派の流儀誌(茶道雑誌、起風、ゆきま、孤峰、竹風、遠州、知音、石州、和風など)を所蔵しております。 - 所蔵資料の検索は、文庫閲覧室に設置しているOPAC(蔵書検索機)をご利用ください。
閲覧したい図書等の所蔵の有無を事前にお問い合わせいただいても結構です。
貴重書(主に1925年以前の図書資料)の閲覧につきましては、電話にて事前にお問い合わせください。 -
- 受付時間 10時~16時
- 当文庫の所蔵資料のみ複写できます。申込みが必要です。
- セルフサービスで、料金はサイズ(A3、B4、A4、B5)に関わらず白黒1枚20円、カラー1枚100円です。
- 両面コピーは1枚分で2複写となりますので40円となります。
- 当館規程により、調査と研究の目的のため全ページの3分の1までを複写することができます。〔例:30pの図書は10p迄)。
- 複写枚数が多い場合は、お早めに申し込みください。
- 和綴本や状態の悪い図書については、状態の保存のため、コピーはできません。
- 紙づまり以外のミスコピーは料金に加算されます。
- 複写物の郵送サービスは行っておりません。
-
- 館内での撮影を思わせる行為はお控えください。図書は撮影厳禁です。発見され次第削除をお願いしております。
- 下記の持ち込みを制限させていただきますのでご了承ください。
- 大きな旅行鞄、キャリーバッグ等(ロッカー(無料)をご利用ください)
- 汚れの激しい、あるいは雨に濡れた荷物等
- 傘・雨具(裏千家センター入口の傘立てをご利用ください)
- 密封されていない飲み物等
- その他危険物(刃物ほか)など図書館が持込みを不適当と判断したもの
- 鉛筆以外の筆記具の使用はご遠慮ください。鉛筆はカウンターで貸し出しております。
- 付箋は糊のついたもの(ポストイット等)は使用しないでください。室内に付箋を用意しております。
- 携帯電話はマナーモードにし、通話はご遠慮ください。
- 館内での撮影を思わせる行為はお控えください。
- 貴重品の管理には各自で十分お気を付けください。
- 館内は飲食禁止です。閲覧机の引き出しには飲食物を入れないようにしロッカーにしまってください。
- 館内禁煙です。
- 図書は大切に扱ってください。唾を指につけて頁をめくったり、押し広げたり、折り目をつけたりするようなことはしないでください。また、図書への書き込みや、図書の上での筆記はしないでください。
- 他のお客様のご迷惑になる行為はご遠慮ください。
研究紀要
第一輯 特集 茶道の形成(1974年)【売切】
- 発刊の辞
- 烏鼠集とその成立の環境
- 利休以前の茶座敷
- 烏鼠集にみる規矩
- 伝相阿弥『長歌茶湯物語』と初期茶道
- 茶道形成期における精神―珠光の『心の文』にちなみて―
- [資料]伝相阿弥 長歌茶湯物語
- [資料]烏鼠集四巻書
第二輯 特集 杉木普斎(1980年)【売切】
- 宗旦四天王と三千家
- 神部と茶人―杉木普斎とその周辺―
- 杉木普斎とその伝書
- 茶室史における普斎伝書
- [資料]普斎伝書
- [資料]普伝茶書
第三輯 特集 茶道と宗教(1988年)【売切】
- 茶道の宗教性
- キリシタン文化と茶道
- 茶と禅(その一)―茶禅融合にいたるまでの過程―
- 和敬清寂
- [資料]欠伸年譜草
- [資料]蒲庵稿
第四輯 特集 松花堂と長闇堂(1998年) 2,700円→ 1,350円(消費税込)
- 松花堂昭乗の生涯と芸術
- 長闇堂の人と著作
- 松花堂昭乗の書
- 松花堂昭乗の絵画―その洗練の美学―
- 松花堂昭乗年譜
- [資料]松花堂昭乗書状
- [資料]松花堂茶会記
- [資料]松花堂行状
- [資料]松花堂芳野道の記
- [資料]長闇堂記及家傳遺誡
第五輯 特集 勢州松坂の藝文と茶の湯(2013年) 2,700円(消費税込)
- 蒲生氏郷の城づくり・町づくり―伊勢国・松ヶ島城から松坂城へ―
- 圓居の文化―松坂町人文化の多層性―
- 商人町松坂―松阪商人の文化的活動―
- 玄々斎と射和の竹川竹斎
- 伊勢商人津・川喜田久太夫家の教養と半泥子―石水博物館の所蔵品から―
- 美濃女略伝
- 勢州松坂茶事覚書
- [資料]松阪長谷川家文書にみる裏千家
- [資料]ななそひの日記
第六輯 特集 山上宗二記(2014年) 2,160円(消費税込)
- 山上宗二と『山上宗二記』
- 『山上宗二記』にみる山上宗二の茶人観
- 『山上宗二記』にみる茶室
- 裏千家今日庵文庫架蔵『山上宗二記』について―書誌と解題―
- [資料]山上宗二記 今日庵本
- [資料]珠光一紙目録
- [資料]山上宗二記 天正16年5月林阿弥宛
- [資料]山上宗二記 天正17年2月江雪斎宛
第七輯 特集 宗湛日記(2015年) 3,000円(消費税込)
- 『宗湛日記 見聞書』について―発見の経過より公刊に至るまで―
- [研究ノート]『宗湛日記』諸写本の来歴と日記の流布について
- [研究ノート]『見聞書』に見る茶の点て方と飲み方考
- [資料]見聞書 福岡県立図書館本
- [資料]宗湛日記 今日庵文庫本
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