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春季特別展
裏千家所蔵 絵画展―屏風を中心に―


会  期  : 平成20 年 3月 20日 (木・祝) 〜6月 8日 (日)
開館時間  : 午前9時30分〜午後4時30分 (入館は4時まで)
休 館 日  : 月曜日 (ただし、4月28日、5月5日は開館)
入 館 料  : 一般800円、大学生500円、中学・高校生300円
小学生以下無料 (20名以上団体割引あり)


  裏千家が所蔵する屏風を中心とした絵画展を開催いたします。
  代表作の「朝儀図屏風(ちょうぎずびょうぶ)土佐光起(とさみつおき)(1617-91)筆をはじめ、「琴棋書画図屏風(きんきしょがずびょうぶ)英一蝶(はなぶさいっちょう)(1652−1724)筆、「文正草子図屏風(ぶんしょうぞうしずびょうぶ)」などの屏風、絵巻の名品を展示いたします。
  さらに、今回特別に裏千家の代表的な茶室である「寒雲亭(かんうんてい)」の(ふすま)を展示いたします。
  これは狩野探幽(かのうたんゆう)(1602-74)が、飲中八仙(いんちゅうはっせん)(唐の杜甫が作った詩に登場する酒豪、李白・賀知章など8人)の酒を飲む様子を描いた際、一仙人の左右の手を描き間違えたため「手違いの襖」といわれている著名な襖です。

  *寒雲亭とは、千 宗旦(千 利休の孫)の好みで造られた茶室で、わび本位の茶室である今日庵(こんにちあん)又隠(ゆういん)(2階展示室に写しを設けており、茶室内部を見ることができます)の2つの茶室とは対照的に、書院造りが特色です。広さは八畳で一間の本床と一畳の控えと付書院があります。
  茶室の天井は、貴人をお迎えするための「真」、お相伴の人には「行」、自ら茶を点てる場所は「草」という具合に、天井を真行草の三段に張り分けているあたり、宗旦の茶人としての独創性と心遣いが示されています。今回展示する狩野探幽筆八仙人の手違いの襖の他、東福門院よりの拝領品を象った櫛形の欄間などが有名です。

※期間中陳列替をいたします。


展示期間中、入館者には呈茶があり、展示を鑑賞した後には抹茶を一服楽しんでいただくことができます。(10時〜16時。 団体の場合は要電話予約)
展示期間中、茶道体験コーナーでは講師の指導のもと、自分で抹茶を点てることもできます。
(10時、11時、13時、14時、15時から1回約1時間20名まで。 1週間前迄に要電話予約 要入館料)





茶道資料館

〒602-0073 京都市上京区堀川通寺之内上る寺之内竪町682番地 裏千家センター内
Tel 075−431−6474 


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