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新春展
近代茶道の先駆者
玄々斎(げんげんさい)又日庵(ゆうじつあん)

[会    期] 平成23年 1月7日(金)−3月28日(月)
    一期 1月7日〜30日
    二期 2月1日〜3月6日
    三期 3月8日〜28日

[休 館 日] 月曜日(1月10日、2月28日、3月21日・28日は開館)

[開館時間] 9時30分−16時30分
(入館と呈茶は16時迄)

[内    容]   裏千家11代家元・玄々斎精中は、三河国奥殿藩4代藩主松平乗友の子として文化7年(1810)に生まれ、10歳で認得斎の婿養子として裏千家に入りました。

  平成22年は玄々斎の生誕200年にあたり、今秋には生誕の地・愛知県岡崎市にて記念特別展が開催され、裏千家からは100点にのぼる、玄々斎ゆかりの茶道具を出品いたしました。これほど多くの作品を一堂に展観できる好機は他にはないため、岡崎での展観後、京都に戻ってまいりました茶道具を中心に茶道資料館でも展観を行い、岡崎まで足を運ぶことが叶わなかった方々にも名品の数々をお楽しみいただきたいと考えております。

  作品の中には、玄々斎の兄で寺部領主渡辺家の養子となった10代当主渡辺規綱(又日庵)にかかわる茶道具も多く、改めて又日庵・玄々斎兄弟の、茶人としての親密な関係に着目しながら、幕末から明治初頭という時代の大きなうねりの中で、近代茶道の先駆け的な役割を果たした両者の功績を振り返ります。

*一期・二期・三期で一部陳列替えをいたします。
(展示替 1月31日(月)・3月7日(月))

[主な出品物] ・ 茶道の源意 玄々斎筆 明治五年(今日庵蔵)(一・三期展示)
・ 七事式偈  玄々斎筆(今日庵蔵)(二期展示)
・ 筆柿香合  銘竹 玄々斎好 八代中村宗哲作
             江戸時代(個人蔵)(1/7〜16展示)
・ 蜑小舟香合 玄々斎好 八代宗哲作(今日庵蔵)(一期展示)
・ 六花香炉  五器の内 玄々斎好 八代中村宗哲・中川浄益合作
             江戸時代(今日庵蔵)(二期展示)
・ 羽衣棗   五器の内 玄々斎好 八代中村宗哲作
             江戸時代(今日庵蔵)(三期展示)
・ 曙棗    玄々斎好 八代中村宗哲作 嘉永6年(個人蔵)(三期展示)
・ 竹茶杓   銘谷陰 又日庵作
             江戸-明治時代 (豊田市郷土資料館蔵)(一・二期展示)
・ 赤茶碗   銘神俊 玄々斎作(今日庵蔵)(一期展示)
・ 黒茶碗   銘幽玄 又日庵作 玄々斎拝領
             江戸時代(今日庵蔵)(全期間展示)
・ 黒平茶碗  銘撫牛 又日庵作(個人蔵)(全期間展示)
・ 又日庵・玄々斎往復書簡 (豊田市郷土資料館蔵)(一・三期展示)
・ 又日庵倉帳 (豊田市郷土資料館蔵)(全期間展示)
    *ほか約120点

[入 館 料] 一般500円、大学生400円、中高生300円
茶道資料館友の会(特別会員 無料、正会員 250円)
淡交会会員350円
小学生以下と茶道資料館メンバーシップ加入校は無料

[呈 茶] 展示期間中、入館者には季節の和菓子と抹茶を一服差し上げております(10時〜16時。20名以上団体の場合は要電話予約)。

【展覧会期間中の催事】

【講 演 会】
終了いたしました

3月12日(土)「玄々斎と又日庵の茶道具」
橘 倫子(茶道資料館学芸員)
時間    13時30分〜15時(開場13時)
会場    裏千家センター1階講堂
申込方法 電話(075-431-6474)かFAX(075-431-3060)でお申し込み下さい。
       *御名前・電話番号・人数をお知らせください。
定員100名
聴講無料・入館料のみ


〈初めての方のための茶道体験〉
展覧会期間中のみ初めての方を対象とした茶道体験コーナーを設けています。
講師による分かりやすい指導のもと、いすに座る立礼(りゅうれい)で点前(てまえ)を行い、挨拶の仕方やお菓子の食べ方、お茶の点て方、飲み方を体験することができます。展覧会の鑑賞と茶道体験を通じて日本の文化を体感してみませんか。
○10時、11時、13時、14時、15時から1回約1時間12名まで。
○1週間前迄に要電話予約 入館料のみ


♪茶道資料館 マリンバコンサート♪

終了いたしました

(ゲスト)リコーダー奏者 本村睦幸氏(Mutsuyuki Motomura)

  本村睦幸氏プロフィール
  中学生の頃よりリコーダー奏者となることを志し、高校進学後には演奏活動を開始する。東京大学工学部在学中、花岡和生、有田正広らのレッスンを受講しながら研鑽を積み、卒業後、コンサートシリーズ「愉・BAROQUE」を企画する等の演奏活動を経て、1987年に渡欧。アムステルダム・スウェーリンク音楽院でワルター・ファン・ハウエに師事。
  1992年、同音楽院を卒業し、さらにアムステルダム古楽アカデミーでジャネット・ファン・ウィンゲルデンに師事。1994年同アカデミーを修了後、ウィンゲルデン主宰のスタジオ「黄色い蛇口」のコンサートに出演する等、アムステルダムを拠点とした演奏活動を続け、2001年より日本に拠点を戻した。
  帰国後は、リコーダーの様々なレパートリーを網羅的に取り上げる〈本村睦幸リコーダーシリーズ〉をはじめ、上尾直毅、櫻田亨とともに結成したアンサンブル〈ルストホッファース〉や、太田光子、村田佳生と結成したリコーダーコンソート〈SWEET FLUTES〉、山岡重治、平尾雅子らと企画する〈田園バロックコンサート〉などのコンサート活動に加え、リコーダーの指導にも力を注いでいる。
  また、近年では、「東京リコーダー音楽祭 2009」(読売新聞社主催)をディレクターとして成功に導くなど、リコーダー音楽のヴィジョナリーとしても注目されている。
  CDに「オランダバロックの愉悦」、「バルサンティ:リコーダーソナタ全6曲」、「無伴奏リコーダー600年の旅」がある。

〜夜間延長のお知らせ〜
当館は、通常16時半で閉館のところ、コンサート当日のみ展覧会の開館時間を18時20分まで延長し、コンサート終演後も約30分開館いたします。日中お忙しい方は、コンサート日に合わせて展覧会をご鑑賞下さい。


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