戻る

春季特別展「光悦(こうえつ)等伯(とうはく)ゆかりの(てら)

             本法寺(ほんぽうじ)名宝(めいほう)

[会    期] 平成26年3月14日(金)− 5月18日(日)
    前期:3月14日(金)〜4月15日(火)
    後期:4月19日(土)〜5月18日(日)

[開館時間] 午前9時30分〜午後4時30分
入館と呈茶は午後4時まで
[休 館 日] 月曜日(但し5月5日は開館)、5月7日(水)、
展示替期間(4月16〜18日)

[後 援] 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会

ちらし拡大 表面裏面

[内    容]   室町時代に開創された本法寺は、天正15年(1587)、豊臣秀吉の都市整備に伴い、現在地へと移転します。ちょうど同じころ、千家2代少庵(1546-1614)が、現在の本法寺前町へ屋敷を構え、以降、約400年にわたっての交流が始まります。
  両者の交流を象徴的に表すのが、天明の大火を乗り越え、寛政9年(1797)に本法寺38世・日道上人(-1808)が裏千家9代・不見斎石翁(1746-1801)を招いて行った茶会です。床には不見斎が寄贈した裏千家5代不休斎常叟(1673-1704)の消息が掛けられました。この消息には、「本法寺、茶ゆ、はやり申す由、珍重存じ候」とあり、江戸時代初期に本法寺で茶が盛んであった様子を今に伝えてくれます。
  同じく本法寺に所蔵される『等伯画説』は、本法寺10世・日通上人(1551-1608)が長谷川等伯(1539 -1610)の語った画談を書きとめたもので、千利休(1522-91)と同じ時代における絵画に対する価値観をよみとく重要な史料です。
  本展では、本法寺に伝わる名宝の中から、寛政9年の茶会と、『等伯画説』に焦点をあて、関連する作品を展示いたします。あわせて、本法寺に帰依した光悦・等伯ゆかりの絵画・書跡・工芸もご紹介いたします。
 ※期間中、陳列替を行います。


[主な出品作品]

重要文化財 花唐草文螺鈿経箱 本阿弥光悦作 (展示期間 4/22‐5/6)

波龍図屏風 長谷川等伯筆 (前期展示)

消息 裏千家5代・不休斎常叟筆 (前期展示)
他約50点


[入 館 料] 一般1000円、大学生600円、中高生350円
小学生以下及びメンバーシップ校の方は無料
※入館者には呈茶を行います

[講 演 会] 4月5日(土)「本法寺の名宝」 木下(きのした)明日香(あすか)(茶道資料館学芸員)
会場 裏千家センター1階講堂 いずれも13時30分〜15時
電話申込先着100名まで。聴講無料・入館料のみ。

【展覧会期間中の催事】

〈初めての方のための茶道体験〉
展覧会期間中のみ 初心者の方を対象とした茶道体験コーナーを設けています。
講師による分かりやすい指導のもと、いすに座る立礼(りゅうれい)点前(てまえ)を行い、挨拶の仕方やお菓子の頂き方、お茶の点て方、飲み方を体験。展覧会での鑑賞と茶道体験を通じて日本の文化を体感して下さい。(入館料のみ)
※ 午前10時、11時、午後1時、2時、3時から。1回 約1時間12名まで。
※ 1週間前迄に要電話予約。受付時間:午前9時〜午後5時。
詳細はこちら


〈茶道資料館 コンサート〉
ユニット"すばる"による三重奏(オーボェ・ファゴット・琴)を、展覧会にあわせて開催いたします。
・日 時:4月25日(金) 開場午後6時・開演午後6時30分〜(約40分)
・会 場:裏千家センター1階講堂
(入館料のみ。1週間前までに電話またはFAXで予約。先着100名)

〜夜間延長のお知らせ〜
通常午後4時30分で閉館のところ、コンサート当日のみ展覧会の開館時間を午後6時20分まで延長し、コンサート終演後も約30分開館いたします。日中お忙しい方は、コンサート日にあわせて展覧会をご鑑賞下さい。


戻る