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平成28年春季展
                「文様ことはじめ
            ―茶道具の文様と意匠―」

リーフレット(pdf)

[会    期] 平成28年4月22日(金)−6月26日(日)
  前期:4月22日(金)−5月22日(日)
  後期:5月25日(水)−6月26日(日)

[開館時間] 午前9時30分〜午後4時30分
入館と呈茶は午後4時まで

[休 館 日] 月曜日、5月24日(火)

[入 館 料] 一般700円、大学生400円、中高生300円
小学生以下及びメンバーシップ校の方は無料、20名以上団体割引
(入館者には呈茶を行います。)

[内    容]   日本の美術工芸品にはさまざまな文様が施されています。それらは単にわたくしたちの目を楽しませてくれるだけではなく、何かのメッセージを伝えていることが少なくありません。たとえば「梅」は、梅を愛した中国の詩人林和靖(りん なせい)や、天神として祀られる菅原道真の象徴として用いられることがあります。松や竹と組み合わせると、松竹梅としておめでたい文様にもなります。ひとつの文様であっても、幾通りもの意味をもつことは珍しいことではなく、組み合わせによって異なるメッセージを伝えることができます。
  茶事茶会では、亭主は季節や迎える客のことを思い、テーマを設けて茶道具の取り合わせを考えます。客は茶事が進むにしたがって使われる茶道具から、少しずつ茶事のテーマを推しはかります。その際、茶道具に施された文様は、亭主の意図を解き明かす糸口のひとつとなります。文様のもつ意味を読み解くには、幅広い知識が必要ですが、それだけに奥深く楽しみのつきない世界といえます。
  本展では、文様や意匠のうち、草花、樹木、動物、天象など茶道具によく見られるものを取り上げ、あわせてその意味もわかりやすくご紹介します。

[主な出品作品]
【梅】

梅月棗 裏千家14代無限斎好
11代中村宗哲・14代飛来一閑作

【梅】

利休梅朱絵溜塗大棗
三千家好 利休四百年遠忌記念
12代中村宗哲作

【つぼつぼ】

利休梅ツボツボ波文色絵茶碗
三千家好 利休四百年遠忌記念
永楽即全作

【蔦の細道】

蔦の細道火入 裏千家13代圓能斎好

    雪輪香合 裏千家13代圓能斎好/七宝文茶器 裏千家14代無限斎好 久世久宝作/
    宝尽末広棗 裏千家14代無限斎好 14代飛来一閑作/献上柳黒中棗 裏千家15代鵬雲斎好/
    桐木地菊置上中棗

他約80点。


【展覧会期間中の催事】

〈初めての方のための茶道体験〉
展覧会期間中のみ 初心者の方を対象とした茶道体験コーナーを設けています。
椅子に座る立礼(りゅうれい)で、お菓子の頂き方やお茶の点て方・頂き方を体験してみませんか。
展覧会の鑑賞と、茶道体験を通じ日本の文化を体感して下さい。(入館料のみ)
※ 午前10時、11時、午後1時、2時、3時から。1回 約40分、12名まで。
※ 1週間前迄に要電話予約。受付時間:午前9時〜午後5時。
詳細はこちら


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