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裏千家淡交会 チェコ協会 会長 ルボミール・チェルノタ

   1991年、当時お家元だった鵬雲斎大宗匠は、チェコスロバキアを訪問され、旧市街広場にある聖ニコラス教会で世界平和の祈願のための献茶式を行われました。それからおよそ10年後の2000年、チェコ共和国となったこの国に、裏千家淡交会チェコ協会が設立されました。設立には、裏千家をはじめハベル大統領(当時)夫妻に多大なご助力を頂きました。
  2009年現在は30名余りの会員が在籍し、チェコ日本友好協会、日本大使館などの協力を得ながら、定期的な勉強会、セミナー、一般の人たちへの茶道の紹介などを行っています。
  チェコ協会の活動は初茶会から始まります。今年も在チェコ日本国大使、大学教授、チェコ日本友好協会の皆様など、50名のお客様をお迎えし、心をこめておもてなしいたしました。さらに、5月には動物園で「日本文化の日」というイベントが行われます。毎年多くの地元の人たちが、茶道をはじめ書道や弓道、盆栽など日本の様々な伝統文化に触れます。当協会からも会員が多数参加し、野点席を設けて一碗を振舞います。
  この他、1年を通じて様々な行事に参加し、着実に茶道の精神をチェコの地に広めて参りました。今後もチェコにおける茶道文化の発展だけではなく、日本との交流を一層深められるよう、会員一同日々努力を重ねていきたいと思います。



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