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裏千家淡交会シカゴ協会 会長 ディーン・ラファエリ


  茶道裏千家淡交会シカゴ協会は1960年に創立され、2010年には50周年を迎えました。当協会では、初点茶会や、利休忌茶会に加えて、毎年2回、研究会を主催し、より高いレベルの指導を受けるために会員が集まります。その他、様々な学校や団体へ出向き、積極的に茶道を紹介しています。
  また、協会はたくさんの行事のお手伝いをしてきました。中でも、1993年の万国宗教会議の開会式での呈茶や、四畳半の茶室が設置されている特注の筏でシカゴ川を下りながらの、秋のお茶会が特に記憶に残っています。また、2003年には、坂場三男在シカゴ日本国総領事(現駐ベトナム日本国特命全権大使)の招聘を受け、黒船来航150周年、日米国交樹立の記念祝賀祭にも参加しました。その折には美しいシカゴ植物園に野点席を設けて、アドライ・スティーブンソン三世議員やアポロ8号の乗組員、ジェームズ・ラベル氏など、地元の要人を多数おもてなし出来たことも、素晴らしい思い出です。
  2007年5月、鵬雲斎大宗匠がイリノイ大学アーバナシャンペン校の名誉博士号を授与され、同校の日本館の方々と共に大宗匠をお迎えいたしました。また会員が宗家の三大忌に出席し、茶道の学びを更に深めるため、会員の今日庵訪問の後援も行っています。
  現在、私達は協会の50周年記念行事を計画しており、この節目に一層会員が友情を深め、さらに一碗のお茶を通じて平和が築かれるよう貢献して参りたいと思います。


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