裏千家インターナショナル・アソシエーション(UIA)

2007年度総会開催





  2月2日、千 玄室大宗匠が出席され、2007年度裏千家インターナショナルアソシエーション(UIA)の総会が京都市上京区の京都全日空ホテルにて開催され、全国より会員ら120人が出席しました。
  UIAは茶道を通じて国際文化交流を担う人材の育成を目的として、茶道国際セミナーの過去の受講者を中心に組織され、国内だけでなく海外も含めて530名を数える会員組織。

  大宗匠は、「会員の皆様がそれぞれの立場で交流・親善を実践していただいていることを嬉しく思っています。」と話され、日頃のUIA活動を労らわれ、さらなる期待を示されました。その後、大宗匠より外務省参与の天江喜七郎氏を会長に迎えることを紹介されました。大宗匠から天江氏に会長の委嘱書が授与され、続いて役員を代表して運営幹事の望月静雄氏へ役員の委嘱書が授与されました。
  その後、関根秀治総括幹事により宗家・淡交会総本部報告がなされました。



大宗匠挨拶天江会長に委嘱書授与


関根秀治総括幹事挨拶


  総会審議事項は、望月静雄運営幹事を議長に議事が進行。2007年度事業報告・収支決算報告、2008年度事業計画、同予算案が、満場一致で承認・可決されました。



天江外務省参与講演会


  総会終了後に天江会長を講師に特別講演会を開催。天江会長は自身の大使・公使時代に赴任地各国で裏千家の国際活動に関与されており、「日本文化理解の大切さとむつかしさ−一外交官の経験から−」と題して講演。イラン、韓国での価値観の違いなどを例を挙げてわかりやすく話され、民間による国際交流の大切さと「一碗からピースフルネス(peacefulness)を」のターゲットは戦争の無いという単純なものではなく“心の平和”、平和が満ちあふれる状態を指すもので、素晴らしいメッセージであると強調、UIA会員にエールを送られました。






  総会後に続いて行われた懇親会には、裏千家で茶道研修中の海外留学生みどり会生5名も加わり、日本語・英語だけでなく他の外国語も聞かれるUIAならではの国際色豊かな和やかな場となりました。




出身国の言葉で一人ひとり挨拶するみどり会生




総会前の呈茶席(東海・中国・四国エリア担当)


新年度役員は下記の通り。
裏千家インターナショナルアソシエーション役員
(任期2年: 2008年1月1日より2009年12月31日)

会 長天江 喜七郎外務省参与
総括幹事関根 秀治裏千家事務総長
社団法人茶道裏千家淡交会副理事長・専務理事
顧 問森 明子財団法人国際茶道文化協会理事
相談役三浦 哲彦
運営幹事望月 静雄

米咲 郁久社団法人茶道裏千家淡交会総本部国際部部長

田村 輝子

笠井 治子

長谷川 幸三
監 事木戸 崇夫裏千家事務局長、社団法人茶道裏千家淡交会常任理事

小林 町子
幹 事藤井 多恵子、平 美恵子、岡本 直子、千葉 美保子、岩井 慶子

細見 純子、土井 百合子、佐久間 晴子、水嶋 タミ子、山崎 富士子

岡本 文音、葛原 由起、東 玲子、石田 智久、鎌田 かをり