「お茶ごっこ」クラブ
卒業生に奨励証いただく


岡本小児科医院院長 岡本敏子

  浜松市立有玉小学校の校医で国際ソロプチミスト浜松の会員である私は、次世代育成のため日本を代表する伝統文化「茶道」の礼儀・作法を小学生のときから是非身につけて心豊かな大人に育ってほしいと願い、大石隆示校長に提案したところ、19年度のクラブ活動として4年生から6年生の20名で「お茶ごっこ」が始まりました。
  殺風景なお教室に畳が運ばれ、まず真・行・草のお辞儀の仕方、割り稽古(袱紗の扱い、棗のふき方、茶杓のふきかた)お箸の扱い方など真剣に取り組みました。
  指導はソロプチミストで裏千家正教授の高田宗芳先生が当たり、90分授業6回のお稽古、そして毎回茶道に素養のあるソロプチミスト約10名がお手伝いをしました。
  7月14日、95歳日本の名医 日野原重明先生の「10歳の君たち」に「いのちの授業」が行われ、到着された先生に4年生が呈茶をしました。
  2月7日、「お茶ごっこ」最後のお稽古では、お家元より届いた奨励証を6年生に授与。生徒が感激する中、校医岡本の風炉薄茶点前を生徒のお運びで校長先生、教頭先生に差し上げました。終了後、生徒の感想文に「一年間お茶ごっこクラブをやってみて難しい袱紗捌き、お茶の点て方、お辞儀の仕方がうまくできました。最後に点てたお茶が一番おいしかった。」わずかなお稽古ではありましたが、あの真剣な時間をいつまでも大切に忘れないでいてください。

平成19年7月14日:日野原先生に呈茶


平成19年9月23日:浜松市立松韻亭で学校茶道の会


平成20年2月7日「お茶ごっこ」卒業生に奨励証