生徒全員が茶道体験を通して日本の伝統文化を理解



神奈川県立舞岡高等学校
学校長 吉田幸一

  本校は、公立の高等学校では珍しいとのことですが、平成20年度・21年度の2年間、文部科学省から「我が国の伝統文化を尊重する教育に関する実践モデル事業」の指定を受け、その事業の一環として今年から「茶道」を授業に取り入れました。
  10月の茶道講演会を皮切りに、10月7日・11月4日「総合的な学習の時間」の中で1、2年生473人全員が2日間に分かれて、茶道体験を行ないました。
  初めて茶道を体験した生徒からは、「お茶は、自分には好きな味だった。戦国時代に興味があるが、本の知識ではわからなかったお茶の味や香りが味わえた」、「ちょっとだけど、文化を知れた感じがする」との感想がありました。
  茶道を通じて礼儀作法のみならず、相手を思いやる気持ちや我が国の伝統文化を理解することで国際人としてのアイデンティティを養うことを期待しています。