近畿高総文祭徳島大会


  第28回近畿高等学校総合文化祭徳島大会は、11月15日(土)16日(日)の二日間、徳島城博物館と郷土文化会館を会場にして実施されました。

  高校文化連盟茶道部門では、初めての近畿各茶道部部員が参加するイベントと、茶道部門に参加する他府県の方々をお招きする記念茶会、一般の方々への一般呈茶席を実施しました。
  記念茶会は、徳島城博物館の和室で、徳島県内8校の茶道部員22名が実行委員会として茶席を担当しました。軸は鵬雲斎玄室大宗匠筆「関 東西南北活路通」、お菓子は富士屋製の「鳴門しぐれ」、生徒たちが考えた茶道部門のテーマ「お茶から始まる新たな出逢い 和の出会いをつなげよう」の思いを一服のお茶に託して、徳島に来ていただいた方々へのおもてなしになりました。ふだんからお世話になっている淡交会徳島支部長、幹事長はじめ茶道の先生方への一席をスタートに大阪、三重、京都、兵庫の方々に席に入っていただきました。




  徳島県の高文連では、道具は学校の道具を持ち寄って実施することにしています。軸は、城東高校が四国地区大会の会場になった時に書いていただいたものです。お菓子は、生徒たちのアイデアを出し合った図案をもとに作っていただきました。徳島名物の鳴門の渦と、渦の輪から 輪=和 と連想して高校生たちの作ったテーマにつなげたものです。




  茶道イベントは、兵庫5校、京都9校(5チーム編成)、三重3校、大阪1校、徳島6校の20チーム100名の生徒が郷土文化会館和室で、お互いが交代で亭主と客になり、お茶を一服さあげるという形で実施しました。5名1チームで一席は20分ほどの時間です。普段の練習の成果を発揮して、和やかなイベントになりました。三重県の松阪高校のあいさつは、大人も顔負けの心配りの行き届いた素晴らしいものでした。裏千家16チームと表千家2校、石州流と薮内流各1校が参加しました。