京都文教高等学校
平成20年度活動報告


  京都文教中学校・高等学校は、明治34年(1904年)に設立され、仏教精神に基づいた人間教育を教育の根本とする学校です。平安神宮や美術館などが集まる京都岡崎文化芸術ゾーンの一角に立地しています。

 ※茶道への取り組み
  中学校では、3年生全員が総合学習の授業として茶道を学びます。
 1年間の集大成として、3学期の卒業謝恩茶会ではお世話になった先生方を精一杯おもてなしします。
  高等学校では、国際英語コースの1年生のみが、中学校3年に引き続き茶道を学びます。


平成20年度活動報告

  高等学校国際英語コース1年には今年度19名の生徒が在籍しており、平成21年1月下旬からオーストラリアへ長期留学(7ヶ月)します。
  茶道の授業は2年目となり、中学校での学習を更に深めるとともに、留学先でおもてなしできるようにと進めました。今年度の活動について、ご報告します。

 ※みどり会との交流会
  7月12日(土)にみどり会の9名の海外研修生の方々が来校されました。
  それに先立ち、生徒達は担当を決めて、挨拶を考えたり、教科書(茶の湯英会話・淡交社刊)で問答を確認したりなど、準備を進めました。
  当日は、全員が着物を着て、皆さんをお迎えしました。
  まず、4月から稽古した千歳盆点前でおもてなししました。
  その後、みどり会の上級生の方による薄茶平点前を見せていただきました。
  また、9グループに分かれてのミニレッスン(帛紗さばき)や話し合いなど、充実した交流会になりました。
  はじめは緊張気味だった生徒達ですが、すぐにうち解けて、心から楽しんでいました。
  最後の Thank you の声に、気持ちがあふれていました。

 ※オープンキャンパス
  10月18日(土)、11月15日(土)の両日、オープンキャンパスが開催されました。
  生徒達は着物を着て、公開授業にのぞみ、見学の方々への呈茶も行いました。

 ※御宗家拝観
  12月5日(金)に御宗家を拝観させていただきました。



  生徒の感想をいくつかご紹介します。
今までにない体験ができてよかったです。
ふつうなら見られない所を見ることができ、とても良い経験をすることができました。
いろいろな珍しい物や大切な物が見られて良かったです。
すごく風景がよく、心がなごみ、とても神聖な場所なんだなとよくわかりました。

  一期一会の貴重な機会に恵まれましたことを、生徒一同深く感謝いたしております。