関東・関西・九州裏千家学生茶道研究会
宮城学生茶道連盟 合同宗家研修


裏千家関東学生茶道研究会評議員長 村田樹美
裏千家学生茶道研究会評議員長 野村麻由
九州裏千家学生茶道研究会評議員長 山根拓也
裏千家宮城学生茶道連盟 藤野善峻


  3月7日(木)、関東、関西、九州の裏千家学生茶道研究会と、今回初参加となる裏千家宮城学生茶道連盟の学生が京都に集い、合同宗家研修を開催いたしました。関東25名、関西35名、九州17名、宮城3名の計80名の学生が研修を共にすることが機会となりました。
  裏千家学園での開講式では野口耕一組織部部長より挨拶があり、続いて裏千家学園講師で、建築家としても活躍されている飯島照仁先生を講師にお迎えし、「茶室と建築について」という演題でご講演をいただきました。普段何気なく見ていた稽古場や茶室が、実際は随所に創意工夫を凝らした空間なのだと知り、その後の宗家拝観に大変興味深く臨むことができました。
  その後、三班に分かれて宗家茶室の拝観、茶道資料館見学、資料館でのお呈茶席に順に向かいました。歴史ある宗家に足を踏み入れた悦びを皆が感じながら、また真剣に、お茶室にまつわる逸話などの丁寧な説明に聞き入りました。ご講演直後ということもあり、早速床の間をはじめとしたお茶室の作りなどにも注目し、より充実した拝観ができました。
  午後からは大徳寺へ移動し、聚光院内の利休居士墓参とお茶室の拝観、そして金毛閣の拝観をさせていただきました。いずれも歴史ある重要文化財であり、通常できない貴重な体験に感動いたしました。
  裏千家茶道を学ぶ学生が集い、共に学び、交流を図れる機会として、新たな仲間との交流の輪が広がり、とても充実した時間を過ごすことができました。このような機会をいただけましたことに、一同心より感謝いたしております。この度の研修を通して得たものを胸に、仲間たちとともに各地域でこれからも精一杯茶道に精進してまいります。


野口耕一 組織部部長 挨拶


飯島講師による講義
「茶室と建築について」


利休居士 墓参


裏千家関東学生茶道研究会裏千家学生茶道研究会


九州裏千家学生茶道研究会宮城学生茶道連盟