関西・関東・九州裏千家学生茶道研究会
宮城学生茶道連盟 合同宗家研修

裏千家関東学生茶道研究会評議員長 渡邉栞奈


  平成29年3月22日(水)、関西、関東、九州の裏千家学生茶道研究会と裏千家宮城学生茶道連盟が合同宗家研修を開催いたしました。関西35名、関東20名、九州12名、宮城4名の計71名の学生が研修を共にする機会となりました。


  開講式に続いて淡交会副理事長の関根秀治先生を講師にお迎えして、講義研修としてご講演いただきました。裏千家について、京都の地理や歴史、そして「水」との関わりをご説明いただいた他、陰陽五行思想などについてもお話しいただきました。


  続いて長谷川義翁淡交会総本部事務局長から、学校茶道の変遷についてお話しいただき、裏千家学生茶道研究会の成り立ちへの理解を深めました。



  その後、関西、関東、九州、宮城の各学生の代表が活動報告をしました。

関西関東

九州宮城

  昼食を挟んで午後からは、3班に分かれて宗家茶室の拝観、茶道資料館見学、平成茶室でのお呈茶に向かいました。
  その後大徳寺へ移動し、聚光院の利休居士墓参と茶室の拝観、そして金毛閣の拝観をさせていただきました。いずれも茶道に関わりの深い重要文化財であり、その歴史に想いを馳せながら、日々学ばせていただけていることに感謝する貴重な機会となりました。

  今回の宗家研修では、全国各地から裏千家茶道を学ぶ学生が集い、共に学び、新たな仲間と交流を深める素晴らしい経験をさせていただきました。このような機会を設けていただき、参加者一同、心より感謝いたしております。今後とも、この研修において学んだことを活かして、更なる学生茶道発展のために精進してまいります。