「伝統文化こども教室」への取り組み
未来へ託す茶の心

南紀支部  

  南紀支部(小野俊二支部長)では、昨年の太地町に続いて、今年は「熊野市茶道文化教室」が採択され、熊野市教育委員会と南紀支部学校茶道連絡協議会の後援で茶道教室を実施することになりました。

  7月17日、第1日目の茶道教室には約20名が参加。例年になく厳しい暑さの中、会場となった木本小学校ふれあい教室に集まった子どもたちは、少し緊張しながらも初めての茶道体験に興味津々。


茶道教室開講式にて


  冒頭、鈴木昶三教育長と高西俊也木本老人クラブ会長から挨拶の後、支部の関宗恵幹事長ら講師方が着座の姿勢、お辞儀の仕方から始まり、お茶・お菓子のいただき方を指導。子どもたちのほとんどが抹茶は初めての体験で、「思ったよりおいしい」「苦かった」など感想もさまざま。
  この茶道教室は、来年3月まで第1、第3土曜日に計20回にわたって開催されます。日本の伝統文化の代表でもある茶道を通じて、子どもたちが心清らかに、素直に挨拶のできるマナーを身につけてほしいと願う支部会員たちの新たな活動がこの日から始まりました。
  南紀支部ではこのほか、丹鶴幼稚園はじめ3つの幼稚園の園児に、毎月1回程度「お茶ごっこ」実施、卒園した小学生を招いて交流茶会を開催したり、身障者施設茶道部をボランティアで指導するなど、茶道をもって地域社会と手を携え、未来に向けて豊かな社会づくりに取り組んでいます。