第30回全国高等学校総合文化祭 記念茶会






  8月4日、「第30回全国高等学校総合文化祭」(京都総文)の記念茶会が京都の高校生たちよって、京都市左京区の平安神宮・勅使館において開かれました。

  裏千家茶道採用校の京都光華、府立の洛北・洛東及び西乙訓、市立紫野各高等学校の茶道部生徒約40人全員がきものを着用し、生徒手作りの茶碗、生徒考案のお菓子で参加者をもてなしました。
  生徒たちからは「初めて合同で茶会を行い、お茶を通じて仲間ができ、良い経験になりました。これからも茶道を続けていきたい」との声が聞かれました。 
  参加者がこのおもてなしに感動する光景も見られ、盛会のうちに終わりました。




国際交流もしっかりと実践





京都総文開会式(国立京都国際会館)


  総合文化祭は文化系部活動のインターハイともいうべき祭典、第30回全国高等学校総合文化祭「京都総文」は全国及び海外から約25,000人の高校生が参加し、8月2日から5日まで京都府内の各会場にて全20部門の幅広い文化活動が繰り広げられました。演劇や美術・工芸など毎年決まっている18部門の他に開催地が独自に決めることができ、今年は京都ゆかりの伝統文化を発信しようと「京都」部門が設けられ、関連行事の一つとして記念茶会が開かれました。




京都総 文呈茶席(国立京都国際会館・スワン)








京都総文 呈茶席(国立京都国際会館・宝松庵)




  開会式当日(8月2日)も、京都光華、府立の洛北・洛東及び西乙訓、市立紫野各高等学校の茶道部生徒が参加者をもてなしました。




  また京都府下の各部門会場において呈茶が行われ。8月5日、城陽市の文化パルク城陽における「伝統芸能の部」では、立命館宇治高等学校茶道部生徒が呈茶を行い、同中学校茶道部生徒もお手伝いをしました。






  また8月5日、京都府丹後文化会館においては、京都暁星、府立の峰山、網野、久美浜、宮津、加悦谷高等学校の茶道部生徒が参加者をもてなしました。







  参加各校は総合文化祭に先立ち茶杓削りや、合同で稽古を行ったりして連帯をはかり、当日迎える友人達に良き思い出を持って帰ってもらおうと一生懸命でした。