九州裏千家学生茶道研究会(九州裏研)25周年記念大会



  平成30年2月17日(土)・18日(日)、福岡市において伊住禮次朗様が出席され、九州裏千家学生茶道研究会25周年記念大会(主催:九州裏千家学生茶道研究会)が開催されました。
  福岡工業大学学長代理で学務部長の松尾敬二氏、筑紫女学園大学学長代理で副学長の渡辺守雄氏はじめ大学関係者、九州大学大学院特命教授で福岡支部支部長の金澤晋二郎氏、同副支部長の佐々木健一氏、野見山正W氏はじめ淡交会福岡・博多の各支部役員、大学茶道部指導者、青年部九州ブロック、裏研卒業生ら多数の来賓・招待者、また加盟8大学の茶道部員に加え関西・関東の裏千家学生茶道研究会に所属する学生も駆けつけ、総勢200名を超える参加者が集いました。


●記念式典(於・福岡工業大学 FITホール)
  17日、午後2時より記念式典を挙行。主催者を代表して学校行事の為やむなく欠席となった力丸尚子実行委員長(筑紫女学園大学4年)に代わり、大津山綾香副実行委員長(筑紫女学園大学4年)が挨拶。

大津山副実行委員長 挨拶

  続いて来賓を代表して禮次朗様、松尾学長代理、金澤支部長が祝辞を述べられました。

松尾学長代理金澤支部長

●座談会
  引き続き行われた九州裏研25年のあゆみを振り返る座談会では、九州産業大学茶道部指導者の熊井宗友氏(博多支部)、17代評議員長の山下恵理香氏、22代評議員長の吉田 豊氏、藤田大志君(福岡大学2年)が登壇。年表に沿ってこれまでの活動内容が紹介され、当時の様子や印象が和やかに語られました。



●今年度活動報告
  多田有佐評議員(九州産業大学2年)より、今年度実施したお菓子作りや25周年を記念して行った芦屋釜の里研修等の活動報告が行われました。



●記念講演
  禮次朗様が「湯わかし文化論〜釜は一室の主人公〜」と題して記念講演。
  現在大学院で釜を専門として研究されている禮次朗様は、パワーポイントを用いて豊富な写真や資料を紹介しながら喫茶の歴史・文化と深く結びついた釜について分かりやすく講演されました。



●呈茶席(於・福岡工業大学 セミナー室)
  式典前には今年度の九州裏研のテーマである「繋」やインスタ映えを意識して折り紙等で会場が飾り付けられた呈茶席が設けられ、式典への参加が叶わない楠田大蔵 太宰府市長が公務の合間を縫って立ち寄られました。
  禮次朗様も席入りされ、幻想的な雰囲気のなか参加者とともに心尽くしの一碗を楽しまれました。



●記念祝賀会(於・タカクラホテル福岡)
  午後6時30分より開宴。川添祐典議長(九州産業大学3年)の挨拶後、福岡支部副支部長の佐々木健一氏が来賓を代表して祝辞を述べられました。続いて、九州ブロック長の白石英司氏の発声で乾杯。参加者は禮次朗様を囲んで和やかに懇親を深めました。
  九州裏研加盟8大学の部長によるせんぶり茶のロシアンルーレットや福引で大いに盛り上がり、今東三馨評議員(福岡大学3年)が中締めの挨拶。禮次朗様に御礼として加盟8大学で一緒に作成した博多織の古帛紗が贈られました。最後は九州大学・西南学院大学・福岡女子大学指導者の清原宗亮氏(博多支部幹事)による博多一本締めで締めくくられました。

川添議長 挨拶佐々木副支部長 挨拶


白石ブロック長 乾杯の発声加盟8大学の部長によるロシアンルーレット


今東評議員 挨拶禮次朗様への古帛紗の贈呈


清原幹事による博多一本締め


●記念茶会(於・大濠公園日本庭園)
  18日、九州裏研席2席と九州ブロック席の3席が設けられ、参加者は各席の趣向を楽しみながら一碗を喫しました。

【九州裏研A席】(於:茶会館座敷・次の間)

【九州裏研B席】(於:茶会館立礼席)

【九州ブロック席】(於:茶室八畳の間)

参加大学(20大学)
◇九州裏研(8大学)
九州大学、九州産業大学、筑紫女学園大学、西南学院大学、福岡大学、福岡工業大学、福岡女学院大学、福岡女子大学

◇関西裏研(8大学)
大谷大学、京都学園大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都女子大学、京都府立大学、同志社大学、立命館大学

◇関東裏研(4大学)
埼玉大学、筑波大学、法政大学、武蔵野大学