裏千家ブリスベン連絡所社中が宗家特別研修
連絡所30周年を記念して"心の故郷"にて



  11月10日、裏千家ブリスベン連絡所社中が宗家・特別研修を受けました。
  今回研修に参加したのはオーストラリアの裏千家ブリスベン連絡所社中10名。

  オーストラリアに最初に宗家より駐在講師が派遣されて設立されたブリスベン連絡所30周年を記念して、宗家研修を含む日本研修ツアーが行われたもので、一行の内3名はオーストラリア人。ブリスベン連絡所は、オーストラリアの有名なリゾート地ゴールド・コーストに近いクィーンズランド大学にて茶道指導を行うこととなり、1974年に山田明子駐在講師が派遣されて設立されました。日本在住の外国人茶道家として知られるマーガレット・プライスはかつての社中。

  当日は好天にも恵まれ、一行は午前中に利休御祖堂参拝、今日庵茶室の拝観、茶道資料館の見学を通じて裏千家茶道の歴史を学んだ後、午後より茶道会館で初炭、後炭、薄茶、濃茶等の実技講習を受けました。参加者は当初緊張の面持だったようですが、やがて指導講師の話に聞き入り、日が暮れるまで真剣な姿勢で稽古に励んでいました。
  短い一日だけの研修でしたが、一行は今日の感激と収穫を胸に、より一層精進する気持をもって、"心の故郷"である今日庵を後にしました。