茶道裏千家淡交会ポートランド和会協会社中が宗家研修




  米国オレゴン州にある裏千家淡交会ポートランド和会協会のジューン・守安会長はじめ、15名が設立25周年を記念して京都を訪問、利休忌に参列したほか、宗家での茶道研修を受け、短い滞在ながらも充実した研修を行いました。

  3月27日(火)夜の歓迎夕食会には、関根秀治淡交会副理事長(裏千家事務総長)が出席、春の京料理を堪能しながら翌日からの研修に期待と不安を胸に、寛いだ雰囲気の中、親睦を深めました。

  28日(水)には揃って利休忌に参列、利休居士の遺徳を偲びつつ各席を廻りました。
 千 宗室家元、千 玄室大宗匠にもご挨拶することができ、一同感激しておりました。

  29日(木)、30日(金)の茶道会館での実技講習では、2クラスに分かれて、それぞれ渡辺宗修業躰、白波瀬宗幸業躰より指導を受けました。張り詰めた緊張の糸も、茶庭でさえずる鶯の声に緩み、限られた時間に少しでも多くのことを吸収しようと真剣に取り組んでいました。
  今日庵拝観では、改めて裏千家茶道の歴史の重みを実感するひと時を過ごしました。その後、大徳寺聚光院へ行き、歴代家元の墓前にお参りをしました。

  短い研修ではありましたが、茶道の心、もてなしの心を学び、多くの感動と収穫を得た協会会員たちは、一層の茶道修養を誓い京都を後にしました。