5月22日、23日の2日間、茶道会館および裏千家学園を会場に第58回裏千家茶道国際セミナー(The 58th Urasenke International Chanoyu Teaching Seminar）が開催されました。

 　 同セミナーは、1981年秋にスタートし、講義や実践形式の実技を通じて英語による茶道の紹介・指導法の習得を目指しており、毎回募集定員を大幅に上回る申込がある人気講座の1つです。修了生の多くが受講の後、「裏千家インターナショナルアソシエーション(Urasenke International Association)」に入会し、茶道の海外普及に活躍しています。今回は全国各地から31名が受講しました。

 　 開講式の後、早速講習がスタート。自己紹介から始まり、禅講義、講師によるプレゼンテーション、裏千家茶道の海外普及についての講義、グループディスカッション、利休御祖堂参拝・今日庵拝観、プレゼンテーション実習、閉講式に至るまで全て英語で実施されました。

 　 受講生は「とても勉強になりました。今まで自分の中で曖昧だった部分が明確になりました。」「全国から集まった31名の仲間達とお話することが出来、大変刺激を受けました。」「セミナーで学んだことを早速実行してみたい。」等、国際交流へ一層の意欲を見せていました。