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第59回裏千家茶道国際セミナー
〜茶道を世界に発信する宗家講習会〜
茶道会館での開講式大徳寺塔頭龍泉庵の松濤諦雲住職による坐禅
  9月25日・26日の2日間、茶道会館と裏千家学園を会場に第59回裏千家茶道国際セミナーが実施されました。

  同セミナーは英語による茶道の紹介、指導法の習得を目的として1981年に初回を開催以来、春と秋の年2回開催している講習会です。これまでに約1,800人以上が受講し、修了生の多くが受講の後、「裏千家インターナショナルアソシエーション(UIA)」に入会し、茶道の海外普及に活躍しています。今回のセミナーでも、「日本文化の象徴である茶道を外国人に伝えたい」「茶の湯を通じて海外の人たちと交流したい」などの受講理由で、日本全国から定員を超える応募があり、今回は33名が受講しました。

  セミナーは英語による自己紹介、禅講義と坐禅、利休御祖堂参拝と今日庵茶室拝観、グループディスカッション、プレゼンテーション解説(立礼と畳の両形式)、裏千家茶道の海外活動についての講義などが2日間に亘り、全て英語で実施されました。プレゼンテーションの解説方法では、受講生が3つのグループに分かれて亭主・客そして解説を実習しました。
プレゼンテーション解説の実習(立礼)プレゼンテーション解説の実習(畳)
   受講生は、裏千家の外国人茶道講師陣から英語での茶道の指導や紹介の要点を学ぶことで、改めて茶道のみならず、日本文化について認識を新たにし、茶道の海外普及や諸外国との文化交流へ一層の意欲を募らせつつ、修了証を手に宗家を後にしました。