「第29回 東南アジア青年の船」参加青年が茶の湯研修


  9月12日、内閣府国際青年交流事業の一つ「第29回東南アジア青年の船」のASEAN各国参加者33人が、茶室「洗心亭」(東京都千代田区九段靖国神社境内)において、茶の湯の体験研修を行いました。


茶英会による
英語での作法指導


  「東南アジア青年の船」は、ASEAN各国と日本の青年が「にっぽん丸」での船内生活および寄港地活動を通じて、相互理解を深めるとともに国際協力の精神・実践力を備えた国際的視野に立つリーダーの育成を目的として内閣府の主催事業で行われているもの。都内での課題別視察では日本の伝統的文化に触れるプログラムとして毎年茶の湯の体験研修が行われ、多くの参加者があります。


にじり口から洗心亭へ はじめての和菓子を体験


  9月9日東京に参集したASEAN11ヶ国(インドネシア・カンボジア・シンガポール・タイ・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・ブルネイ・ベトナム・ラオス)そして日本の青年は、ホームステイなどを含んだ国内研修を一週間にわたって行いました。
  晴天に恵まれた同日午後1時半、庭園の池を眺めつつ「洗心亭」に席入りしたアセアン各国青年33人は、茶英会による薄茶点前のデモンストレーションを見学し、二度目の点前を見学しつつ全員が一服。続いてお茶の点て方と客の作法を指導する時間が設けられました。茶筅を振って自ら点てたお茶を茶英会のメンバーに呈し交歓のひとときを過ごしました。


全員がお茶を点てることに 一人一人丁寧に指導を受けました