千 玄室大宗匠、外務省研修所にて講義
〜今、日本が果たすべき役割について〜




  11月17日、「天高く…」の言葉通りの気持ちの良い秋晴れの下、千 玄室大宗匠は神奈川県相模原市の外務省研修所にて恒例の講義をされました。
  大宗匠は、昭和40年より40年に亘って外務省研修所講師を務め、毎年、研修生に文化交流の意義を説いておられます。今回受講の約150人の研修生は、来春、各国の日本国大使館・領事館に外交官として赴任する各省庁入省の若手官僚の方々。
  午後1時すぎ、大宗匠は上田秀明所長、川勝一成副所長はじめ職員、外務省研修所茶道部の皆様方の歓迎の中、研修所に到着。


上田所長、川勝副所長と共に一服 有泉宗君氏の指導のもと、茶道部員がお点前



  (財)日本国際連合協会の会長の大宗匠は、今日本が果たすべき役割について、また、海外赴任にあたり、何らかの形で日本文化を身につけてから海外に出て、外国の方々と交わって頂きたいと研修生を激励。茶道について歴史的背景も含めて話され、講義は大変熱のこもったものとなりました。
  研修生は12月11日、関西方面への研修旅行の折、裏千家茶室拝観を予定しています。