千 玄室大宗匠
外務省研修所で講義




  5月21日、千 玄室大宗匠は神奈川県相模原市の外務省研修所において、新入省の職員約70名を対象に講義をされました。 大宗匠は、昭和40年より外務省研修所講師を務め、毎年、研修生に文化交流の意義を説いておられます。

  講義に先立ち、大宗匠は西田芳弘研修所長らとロビーに設えられた呈茶席にて、同所茶道部部員の点前で一碗を喫されました。





  講義では将来の日本の外交を担う若手官僚へ、「日本文化を身に付け日本人としての誇りを持って堂々と世界に伍して欲しい」と語られ、茶道の歴史や普及・発展について、ご自身の経験をふまえて話されました。
  講義終了後、大宗匠は受講者一人一人に許状と修了証を手渡され、「何事にも興味を持って取り組んでください」と激励されました。