千 玄室大宗匠 外務省研修所で講義




  11月22日、抜けるような高天の下、相模原にある外務省研修所において、千玄室大宗匠による講義が行われ、在外公館へ出向する各省庁よりの研修生140人余が聴講しました。
  大宗匠は同研修所講師を務められており、春と秋の講義が恒例となっています。

  大宗匠は、研修所に到着後、早速「茶道サークル参加研修員」による立礼のお点前で一服召し上がられました。




  講義では、冒頭、日印文化協定締結50周年の「インドにおける日本年」記念行事として本年9月に訪問されたインドについて、「インド国内には、未だカースト制度の影響が根強く残っています。にじり口を低頭して入る茶室の中では総ての者が平等であり、賓主が互いに相手を思いやる気持ちを持つ茶道の精神こそ必要なのです」と話されました。さらに、奈良時代に遡る茶の歴史や陰陽五行、「和敬清寂」の精神を解説、「皆さん方には、伝統に培われた“和”の心を持ち、日本人としての誇りを持って海外で活動していただきたい」と結ばれました。
  講義終了後、大宗匠は、同じ講堂内において茶道サークル参加研修員40人に修了証を授与されました。