千 玄室大宗匠 立命館大学にて講義
―夏期集中科目「茶道文化演習(L)」開講―




  平成28年8月29日(月)から9月2日(金)までの5日間、立命館大学の夏期集中科目「茶道文化演習(L)」が開講。30日(火)には衣笠キャンパス(京都市北区)において、同大学の客員教授を務める千 玄室大宗匠が「茶の文化」と題した特別公開講義をされました。
  大宗匠は茶道と喫茶の歴史について解説、また、これまで茶道外交で出会った方々とのエピソードや自身の戦争体験に触れながら、「欠点のない人間はいませんが、いたらない点を補う努力は誰もが可能です。その一つの方法として、茶の道を学ぶことは大いに役立つことと思います。学生の皆さんには疑問に対して全力でぶつかり、前向きな姿勢を忘れることなく勉強を続けていただきたい」と激励され、受講生と聴講の一般学生を含む約60名は大宗匠の言葉に熱心に耳を傾けました。




  期間中には裏千家学園を主会場に、筒井紘一 茶道資料館副館長と橘 倫子 茶道資料館学芸主任による講義、町田宗隆 今日庵業躰による実技講習なども行われました。