千 万紀子様、第69回日米学生会議にて講義




  平成29年8月8日(火)、千 万紀子様が、第69回日米学生会議参加者36名(日本側学生18名、米国側学生17名、日米学生会議OB 1名)を対象に講義とデモンストレーションの解説をされました。

  同会議は1934年に設立された日本で最初の国際的な学生交流団体です。日本と米国の学生が約1ヶ月にわたり共同生活を送り、様々な議論や活動を通して、両国の参加者間の相互理解を深めていくことを目的としています。

  プログラムは平成茶室二階「看月の間」にて、万紀子様による茶道に関する講義で開始。万紀子様は茶道の歴史や精神、また裏千家茶道の海外普及について英語にて解説、参加者は真剣に聞き入りました。




  続いて平成茶室一階「聴風の間」に移動し、薄茶点前のデモンストレーションを実施。万紀子様は茶席のしつらえや点前手続きに込められた意味などを丁寧に説明されました。




  その後、宗家拝観及び「聴風の間」での呈茶が行われました。呈茶では解説を担当した鮒子田宗恵今日庵業躰より、お菓子とお茶のいただき方、飲み方といった基本的な客の作法に加え、茶室や茶会に関する決まりごと、和菓子と洋菓子の違いなどについて説明がありました。




  夏の暑さをひととき忘れて一服を楽しんだ参加者からは、その後数多くの質問が寄せられ、茶道や日本文化への理解を深めようとする積極的な姿勢が窺えました。何事にも興味津々の日米学生一行は、和やかに会場を後にしました。