大宗匠、池坊短期大学にて講義
―夏期集中講義開講―




  平成29年9月11日(月)から15日(金)まで、池坊短期大学夏期集中講義「和と美の日本文化」が同短大洗心館「こころホール」(京都市下京区)にて開かれ、最終日には同短大客員教授を務める
千 玄室大宗匠が「茶道の眞価」の演題で講義をされました。

  この夏期集中講義は、京都府内にある大学・短期大学約50校が加盟する産学公連携組織「公益財団法人 大学コンソーシアム京都」が行う他大学科目受講制度「単位互換」の対象科目として実施されました。

  大宗匠は「家の中で人が集う場所を『茶の間』と呼ぶように、お茶は日常生活と密接に結びついた存在です。茶道では軸を掛けたり花を入れて客を迎える用意をしますが、これは特別な心配りではなく、昔は誰もが自然に行ってきたこと。茶の湯を通して伝統的な作法を身に付ければ、皆さんの生活はより豊かで潤いのあるものになります」と語りかけ、参加した約70名の受講生は熱心に耳を傾けていました。
  講義後には中村宗石 今日庵業躰による解説のもと、同短大裏千家茶道部の学生らが亭主、半東、客を務めて薄茶点前のデモンストレーションが行われました。