「初心者のための茶道教室」講師委嘱書交付式
宗家において厳粛に




  裏千家が主催する「初心者のための茶道教室」が今秋10月からは全国9都市11会場に拡大して開講する運びとなりました。当該支部より推薦を受けた講師35人が9月22日、宗家、茶道会館において、千 宗室家元より講師の委嘱を受けました。
  講師を代表して結城宗由氏(参事補・淡交会新潟支部幹事長)が委嘱書を拝受。期間は10月から明年3月までの6か月間、それぞれの教室において茶道指導に当たります。




家元挨拶


  家元は、初心の方々を対象とした教室という難しい役割を担うことへの感謝の意を表され、茶道文化を未来に伝承していくことの重要性を説かれました。さらに、「指導に当たってはマニュアルに左右されることなく、一人ひとりがこの道に携わってきた経験を生かし、ありのままの姿で指導していただきたい。また、自分が楽しいと思っているお茶の色合いを出し、皆さん方が丸ごと楽しむつもりでやってください」と激励をされました。


誓詞を受けられる家元


  講師を代表し、野島宗恵氏(石川支部)が誓いのことばを述べ交付式を修了。
  その後、兜門前にて全員で記念撮影、御祖堂参拝、今日庵拝観へ。最後に、本教室の概要説明と質疑応答を受け、各々がこの教室に向けての心構えを新たにし地元へと戻っていきました。