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復興支援ボランティア「貫道プロジェクト」




  平成30年6月2日(土)、熊本において、千 宗室家元出席のもと、復興支援ボランティア「貫道プロジェクト」を開催。全国より、第25期全国委員会、第26期全国委員会、第31期L・T出向員、九州ブロック並びに各地の裏千家学生茶道研究会所属の大学生有志、計149名が参加し、熊本地震で被害の大きかった4つの町村(益城町、御船町、南阿蘇村、西原村)の仮設住宅や公共施設14ヵ所で呈茶交流活動を行いました。

◇オリエンテーション
  午後1時より、阿蘇熊本空港ホテル エミナースにてオリエンテーションを開催。
  冒頭、家元より「あなた方は青年部であろうが、学校茶道であろうが関係なく、全員がボランティアです。自己満足や自分の中で喜びを得る為、相手が喜んだ顔を見て自分がそれ以上に喜ぶために活動するということではありません。被災地の皆さんは、私たちが帰った後、その場所での日々が続く方々もおられるということを念頭に入れておいてください。今日訪ねる仮設住宅に住まわれる方々にとって明日以降に少しでも良い思い出が増える良い機会となるようご協力をお願いします」と挨拶がありました。




  続いて小川愛一郎 統括委員長による趣旨説明があり、その後、グループに分かれて呈茶交流活動を行いました。







〈呈茶交流活動訪問先〉
益城町 テクノ仮設団地 みんなの家
テクノ仮設団地 F集会所
木山仮設団地
馬水仮設団地
保健福祉センター はぴねす
御船町 落合仮設団地
カルチャーセンター茶室
御船街なかギャラリー
南阿蘇村 南阿蘇村総合福祉温泉センター ウィナス
長陽運動公園仮設団地
陽ノ丘仮設団地
南出口仮設団地
西原村 西原村仮設団地
生涯学習センター山河の館


◇報告夕食会
  呈茶交流活動終了後、活動を振り返り、情報を共有する為の報告夕食会を行いました。代表して、6グループより報告がありました。



青山総一郎チーフによる復興祈願の献杯 松井千賀子チーフによる中締め


◇呈茶
  オリエンテーション前には、全国から集った参加者への呈茶席が熊本支部有志によって設けられました。