青年部トップページへ

宗家・総本部行事だよりへ

第16期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修 開講式


  裏千家淡交会青年部「リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修」(第16期)の第1回研修が2月15日(土)・16日(日)の両日、宗家茶道会館および裏千家学園を会場に行われました。L・T出向員制度は、青年部の次代を担うリーダーを養成することを目的とし、全国の青年部会員の中から宗家・総本部に出向し、年6回にわたり研修を行うもので、発足は昭和63年。

  16期となる今回も、全国各地の青年部から推薦された28名が、自身の修練のため「道・学・実」の追究とともに、青年部活動についての講義や意見交換などを通して、研鑽を重ねます。




  15日午後1時から坐忘斎千 宗室家元臨席のもと、開講式が行われました。


挨拶される家元


  粛として並ぶ出向員を前に、家元は、「私は毎回、それぞれが1期生の研修のつもりで皆さんに接しています。先輩方が得てきた答えを模倣するのではなく、自分で自分の中に光明を見出せるような何かをつかんでください」と励まされると同時に、「地元から肩にしょってきたものは下ろして、ここにいる仲間と、一年間一緒のひと時を有意義に、楽しく過ごす時間をもってほしい」と語りかけられました。

  小樽支部うしお青年部の内山富美子さんが代表して委嘱書を拝受、東京第二東支部板橋青年部の田中六花さんが代表して誓いのことばを述べました。


委嘱書交付 家元に一人ひとり自己紹介とごあいさつ


  開講式に続いて、利休御祖堂参拝、茶室拝観の後、早速研修が始まりました。裏千家学園において、関根秀治淡交会専務理事、木戸崇夫常任理事より講義。翌16日は、大徳寺拝観、利休居士墓参を済ませた後、3分間スピーチにも挑戦しました。


関根専務理事の講義「淡交会と青年部について」


  初日、オリエンテーションから開講式では緊張の面持ちだった出向員たちは、真摯に研修に取り組みながら、次第に顔を覚え各々が徐々に打ち解けて和やかに終了。次回の再会を約してそれぞれ帰途につきました。

  今後、出向員たちは、単独研修のほか、7月に『裏千家青年講習会』受講、9月に『青年部第13回全国大会』参加などを経て、11月の全国委員会呈茶・修了式まで、全6回の研修が予定されています。