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第16期 リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員第3回研修


  6月21日(土)・22日(日)の両日、淡交会青年部のリーダーを養成する「リーダーシップ・トレーナー出向員研修」(第16期)の第3回研修を茶道研修会館及び裏千家学園を会場に実施しました。

  開会式には関根秀治・淡交会専務理事、橋本一郎・青年部部長が出席。橋本一郎・青年部部長より、出向員に選ばれたこの機会を大切に、それぞれの研修、講義に主体的に臨んでくださいと激励がありました。

  講義Tでは、関根秀治淡交会専務理事が青年部誕生の経緯を振り返りつつ、青年部の意義や鵬雲斎大宗匠が目指された青年部の姿、また、若い世代が自ら求め、学ぶ実践の場としての青年部の役割について解説。茶道に志す若い世代として何事にも関心を持つこと、学ぶことの重要性を改めて確認したほか、社中での稽古の重要性や、親子の仕え合いについて再確認しました。




  続く、講義Uは「青年部の運営と活動について」と題し橋本一郎青年部部長が担当。公益法人の役割やこれからの青年部のあるべき姿を認識するためには、組織として掲げられた目的を真に理解することが重要であるということから、ひとつの方法として、『青年部役員必携』の輪読を体験。それぞれの項目に解説が加えられるなかで、一つ一つの文言を理解し、自分のものにしていくことを学びました。




  また、講義後には、第6回研修の中で担当が予定されている全国委員会呈茶席についてのミーティングを開き、席作りについて話し合いました。1年間の研修の集大成の場として、創意と工夫の席作りが期待されます。




  2日目は青年部パスト全国委員の森田宗圓氏を迎え、講義とディスカッションが行われました。『ことば』にある「真の相(すがた)」を切り口に、「姿」との意味の違いや茶道における美意識と価値観について平易に解説。また、利休作花入『顏回』を例に、青年部世代にしかできないことに取り組むことの大切さを強調され、「體中玄 句中玄 玄中玄」を青年茶人のあるべき姿として引用されました。




  森田講師を囲んでのディスカッションでは、全国委員をへて、青年部卒業後も親支部で活躍する講師に対して、青年部運営に関する内容や、親子関係のあり方についての質問が投げかけられ、それぞれに分かり易くお応えいただきました。青年部の先輩としての実体験に基いた一言一言は、出向員一同に大きな励みとなったようです。

  次回第4回研修は7月22日から開講される第36回裏千家青年講習会の受講を予定しています。