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第18期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員
第2回研修


  4月9日(土)・10日(日)の両日、淡交会青年部の次代のリーダーを養成する「今期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修」の第2回研修を裏千家学園にて実施しました。

  講義Tを木戸崇夫 淡交会常任理事(総本部事務局長)が担当。
  次代のリーダーを目指す出向員に対して、青年部綱領を念頭においた活動のあり方や青年部会員としてのあるべき姿が説かれたほか、組織に求められるリーダー像について指針が示されました。




  講義Uとして第14期青年部全国委員会委員長 山下寛一郎氏((株)清昌堂やました社長)を講師に迎え、「お茶を楽しもう」と題した講義が行なわれました。「お茶で客を招くことがお稽古の目的であり、もてなすことの実践が何より大切」と強調されました。また、茶席におけるマナーや心配り、お招きを受けた時のヒントとして話していただきました。最後に、「青年部の先輩として、人との出会いや交流を大切にして、リーダーに相応しい青年茶人になってほしい」と激励されました。




  講義後、出向員は茶道資料館にて開催されている特別展観「細川護煕作陶5周年記念展」を見学しました。

  夕食懇親会では、時を忘れて語り合い、青年部の仲間としての結束を深めました。





  2日目、大徳寺龍泉庵 松濤諦雲住職を講師にお迎えし、裏千家センター内虚心庵にて坐禅を体験しました。禅について、心のありようなど初心者にも丁寧に解説されました。




  講義Vは関根秀治淡交会専務理事が担当。
中国における反日運動や日本の戦後処理、裏千家の船での硫黄島訪問などを端緒として、この国の在りようについて語るなかで、末次一郎氏(故人)のことばをキーワードに人としての生き方に言及されました。また、組織の要諦について説かれたほか、「御家元指導方針」の各項目を解説されL・T出向員にリーダーとしての自己啓発を促されました。
  最後に、日本人としてのアイデンティティーを見つめ直し茶の修業につとめて欲しいと結びました。




  研修の最後として橋本一郎青年部部長より7月に予定されている「淡交会青年部第2回サマーコンファレンス」についての説明がありました。実行委員会のサポートを含め3日間のプログラムに積極的に参画する予定となっています。

  今後出向員は6月の「第38回裏千家青年講習会」を受講し、7月の「淡交会青年部第2回サマーコンファレンス」に参画する予定です。