宗家・総本部行事だよりへ

第24期 リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第5回研修


  10月15日(土)・16日(日)の両日、淡交会青年部の第24期リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第5回研修を裏千家学園他で実施しました。

  第1日目は、木戸崇夫 常任理事が「裏千家と学校茶道」と題して講義。学校茶道のはじまりや歴代宗匠が力を入れてこられた歴史的経緯、全国での取り組み状況を解説。「学校茶道は、現場の教授者のご努力や淡交会の組織的な活動が実を結び、更には、茶道の教育的効果が社会で認知されてきたことにより充実発展してきました。若い青年部世代には学校茶道の環境づくりにも努めてほしい」と結ばれました。




  続いて出向員は、茶道会館において開催された第31回国際茶会に参席。宗家で学ぶ外国人留学生によるもてなしを受けました。席中での細やかな気配り、熱心に取り組む姿は、次回の研修で全国代表者会議の呈茶席を担当する出向員にとって良い経験となりました。




  1日目の最後には、茶道資料館にて行われている、肥後松井家の名品「武家と茶」展を学芸員の解説により見学しました。




  研修2日目は、まず「学校茶道と青年部の連携について」と題して、パスト全国委員の辻 治美氏による講義が行われました。
  青年部時代に行った学校茶道との連携事業についてのエピソードや事業を行うに当たっての注意点、また、実際に指導に行って感じた学びや気づきなどが披露され、一会員からトップリーダー、教授者として様々な立場を経験してきた中から、青年茶人として活動するにあたってのヒントやアドバイスが示されました。




  講演後、出向員は、今回の研修で行われた学校茶道に関連する講義と講演をふまえて、「学校茶道と青年部の連携について」と題し、作文に取り組みました。




  また、12月の最終研修で担当する、全国代表者会議の呈茶席についてミーティングを行い、席作りについて話し合いました。全員が集まる最後の機会として、各担当の役割を確認しました。




  次回、最終の第6回研修は、講義研修に続いて、12月3日・4日ウェスティン都ホテル京都において開催される第50回全国代表者会議の呈茶席を担当し、同会議の席上で行われる修了式に臨む予定です。