宗家・総本部行事だよりへ

第25期 リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
開講式・第1回研修


  2月4日(土)・5日(日)、全国の青年部正会員から選抜された30名が宗家に参集し、第25期LT出向員研修の開講式と第1回研修が行われました。
  今年で25期目となるこの研修は、宗家、総本部で開催される年6回の研修を通して、次代の青年部リーダーを育成することを目的に開催しており、これまでの研修修了者は所属青年部をはじめ、各ブロック、全国委員会におけるリーダーとして活躍しています。



  4日午後1時から茶道会館で行われた開講式には、千 宗室家元が出席。家元からは、「リーダーシップを身につけないといけないと使命感を持つのではなく、目を開き、耳を澄まし、出会うもの全てを受け止める柔軟性を忘れずに臨んでください」と励ましの言葉が贈られました。また出向員を代表して、森口恵莉香君(高岡支部いみず野青年部)に委嘱書が交付され、森山雄介君(岡山支部岡山旭川青年部)が誓いの言葉を述べました。




  開講式後に出向員は、一人ずつ家元に挨拶を行い、その後、利休御祖堂の参拝と茶室拝観、呈茶がありました。




  続いて、裏千家学園に会場を移し講義研修を受けました。

  講義Tは、木戸崇夫淡交会常任理事が「家元指導方針について」と題し担当。家元指導方針として示されている四つの項目について解説。「家元のお心でもある指導方針を、自らの心として青年部活動に励んでいただきたい」と結ばれました。




  続く講義Uでは、「淡交会について」を、橋本一郎淡交会総本部事務局長が担当。出向員のテキストである「青年部役員必携」を輪読しながら、淡交会の成り立ちや機構概要についての解説がありました。また、「組織が続いていくためには、その思いを語り継いでいくことが大切である」と説かれました。




  翌5日は、大徳寺金毛閣と聚光院の拝観、利休居士墓参の後、裏千家学園に戻り自己紹介を兼ねて3分間スピーチを行いました。
  スピーチでは「L・T研修を通して一人でも多くの方と出会い見識を深めたい」、「自分のことばでお茶の素晴らしさを伝えられるようになりたい」など、一人ひとりが研修に臨む抱負を述べました。


スピーチに臨む出向員


  最後に、長谷川義翁組織部次長の挨拶で閉会しました。




  今期の研修は、3月開催の第45回青年研修会の受講、7月開催の第4回サマーコンファレンスへの参加などを経て、12月の単独研修・修了式までの全6回が予定されています。