宗家・総本部行事だよりへ

第28期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
開講式・第1回研修


  平成27年2月7日(土)・8日(日)、全国の青年部会員から選抜された30名が宗家に参集し、開講式と第1回研修が行われました。
  この研修は、宗家、総本部での年間6回のプログラムを通して、次代の青年部リーダーを育成することを目的に開催しているもので、これまでに青年部をはじめ、ブロックや全国委員会に多くの人材を輩出しています。

  7日午後から茶道会館で行われた開講式には千 宗室家元が出席。家元は挨拶の中で「皆さんは出向することに大きな不安をお持ちだと思いますが、同じ不安を共有している者同士、お互いの縁を深めることを目標に研修に臨んでください。それが研修を終えたときの一番大きな宝物になります」と出向員に励ましの言葉を贈られました。




  今期出向員を代表して越智稚子君(笠岡青年部)に委嘱状が交付され、平葦圭司君(広島第一青年部)が誓いのことばを述べました。






  その後、宗家拝観と呈茶、更には裏千家学園に会場を移し講義研修を行いました。
  講義Tは、木戸崇夫淡交会常任理事が「淡交会について」と題し担当。淡交会の設立や公益法人制度改革についての解説の後、裏千家を構成している“四阿(あずまや)”(支部、学校茶道、青年部、そしてお数寄者)の重要性について説明がなされました。






  続く講義Uでは、長谷川義翁淡交会総本部事務局長が「御家元指導方針について」と題して担当。L・T研修に臨む心構えとともに「家元指導方針」の各項目一つひとつについて説明がなされました。最後に「お家元のお心を皆さんの心として、今後の研修に励んでいただきたい」と締めくくりました。






  翌8日は大徳寺金毛閣と聚光院の拝観、利休居士墓参の後、裏千家学園に戻り3分間スピーチを行いました。
  スピーチでは、「研修の成果を青年部に持ち帰りたい」、「生涯付き合っていける仲間を作り、この期を盛り上げたい」、「研修で学んだことをアウトプットして今後に繋げたい」など、出向員それぞれが自己紹介と併せて1年間の抱負を述べました。






  最後に、長谷川事務局長による総評で閉会しました。

  今期の研修は、7月開催の第48回青年研修会の受講等を経て、12月の全国代表者会議での呈茶席担当と修了式まで全6回を予定しています。




<第28期L・T出向員 30名> (敬称略)