宗家・総本部行事だよりへ

第29期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員・第5回研修


  平成28年10月29日(土)・30日(日)の両日、淡交会青年部リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第5回研修を裏千家学園で実施しました。

  今回の研修は「裏千家の諸活動について」の理解を深めることを目的として行いました。

  1日目は、野口耕一淡交会常任理事兼今日庵事務局長が主催者挨拶に続き、「裏千家と学校茶道」と題して講義を担当。
  学校茶道のはじまりや茶道が学校教育に採り入れられた背景から、全国での学校茶道の現状等についての説明がありました。




  続いて、茶道研修会館にてICI(International Chado Institute)の稽古見学とディスカッションをグループに分かれて行いました。
  日本で茶道を学ぶ外国の方々との意見交換や、真摯に稽古に取り組む姿を見学することで裏千家茶道の裾野の広さを体感し、茶道の素晴らしさについて再認識する機会となりました。



稽古見学


グループディスカッション


  1日目の最後には、茶道資料館にて秋季特別展「私の一碗 -六十五碗それぞれの想い-」を見学しました。

  2日目は、始めに第29期L・T出向員同士で出身地のお菓子を持ち寄り、呈茶を行いました。




  続いて、篠原宗山氏(淡交会山梨支部参与)を講師に迎え「親子の仕え合い」と題し、お話しいただきました。
  青年部役員を経験された茶道教授者として、また淡交会役員として永年に亘り活動して来られたご経験のお話や、茶人としての心構えについて語られました。






  講義終了後、12月の青年部全国代表者会議で担当する呈茶席のミーティングを行いました。全員が集まる最後の機会として、担当ごとに現状報告をしながら、当日の流れについて話し合いました。




  最後に長谷川義翁総本部事務局長兼組織部部長より総評があり、2日間の研修を終えました。

  最終の第6回研修は講義研修に続いて、12月3日ANAクラウンプラザホテル京都において開催される第55回全国代表者会議の呈茶席を担当し、同会議の席上で行なわれる修了式に臨む予定です。