宗家・総本部行事だよりへ

第30期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員・第5回研修


  平成29年10月14日(土)・15日(日)の両日、淡交会青年部リーダーシップ・トレーナー出向員研修の第5回研修を裏千家学園で実施しました。

  今回の研修は「裏千家の諸活動について」の理解を深めることを目的として行いました。
  1日目は、長谷川義翁総本部事務局長兼組織部部長が主催者挨拶に続いて、「裏千家と学校茶道」と題して講義を担当。
  学校茶道のはじまりや茶道が学校教育に採り入れられた経緯から、全国での学校茶道の現状等についての説明がありました。




  続いて、茶道会館にてICI(International Chado Institute)の稽古見学とディスカッションをグループに分かれて行いました。
  日本で茶道を学ぶ外国の方々との意見交換や、熱心に稽古に臨む姿勢を見学することで茶道に対する視野を拡げ、世界に通じる茶道の素晴らしさについて再認識する機会となりました。


稽古見学


グループディスカッション


  続いて、弘田佳代子国際部部長より「裏千家茶道の国際化」と題し講義。茶の湯が生まれた時代から現在に至るまでの海外との関わり、また海外への茶道布教の歴史について写真を用いて説明がありました。




  2日目は、松井宗賀氏(パスト全国委員、淡交会静岡支部監事)を講師に迎え「親子の仕え合い」と題し、お話しいただきました。
  青年部役員、また教授者としてのご自身の経験をもとに、親子のありかたについて講義。出向員からの質問にも丁寧に答えられました。




  講義終了後、12月の青年部全国代表者会議で担当する呈茶席のミーティングを行いました。全員が集まる最後の機会として、担当ごとに現状報告をしながら、当日の流れについて話し合いました。




  最後に松尾拓二組織部課長より挨拶があり、2日間の研修を終えました。




  最終の第6回研修は講義研修に続いて、12月2日リーガロイヤルホテル京都において開催される第56回全国代表者会議の呈茶席を担当し、同会議の席上で行なわれる修了式に臨む予定です。