宗家・総本部行事だよりへ

第32期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
開講式・第1回研修




  平成31年2月16日(土)・17日(日)、全国の青年部会員から選抜された26名が宗家に参集し、開講式と第1回研修を行いました。
  この研修は、宗家、総本部での年間6回のプログラムを通して、次代の青年部リーダーを育成することを目的に開催しているもので、これまでの修了者は青年部をはじめ、ブロックや全国委員会で活躍しています。

  16日午後から茶道会館で行われた開講式には千 宗室家元が出席。家元は挨拶の中で「背負ってきたものを一度おろして、空っぽの気持ちで研修に臨んでください」と出向員に励ましの言葉を贈られました。



  今期出向員を代表して江ア文重君(大牟田青年部)に委嘱状が交付され、吉田洋哉君(長野県青年部)が誓いのことばを述べました。




  その後、平成茶室にて呈茶、そして裏千家学園に会場を移し講義研修を行いました。
  講義1では、長谷川義翁淡交会常任理事兼総本部事務局長が「研修に臨むにあたって」と題し講義。L・T研修が始まった経緯や研修に臨む際の心構え、また青年部でどのように活かしていくかなど説明がなされました。

  続く講義2は、松尾拓二淡交会総本部事務局次長兼組織部部長が「淡交会について」と題して担当。淡交会の歴史や意義について講義がなされました。




  翌17日は、大徳寺三門金毛閣と聚光院の拝観、利休居士墓参の後、裏千家学園に戻り「自己紹介と1年間の抱負」と題し3分間スピーチを行いました。




  スピーチでは、「自分の気持ちがどこを向いているか確かめる1年にしたい」、「これからの青年部を作っていく世代として、茶道の楽しさを伝えられるようなリーダーを目指したい」、「仲間の良いところを吸収し、広い視野を持てるようになりたい」など、出向員それぞれが今の想いを述べました。






  最後に、松尾事務局次長による総評で閉会しました。

  今期の研修は、単独研修と「第52回青年研修会」の受講等を経て、年末の全国代表者会議での呈茶席担当と修了式まで全6回を予定しています。




<第32期L・T出向員 26名> (敬称略)