宗家・総本部行事だよりへ

第33期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
開講式・第1回研修




  令和2年2月15日(土)・16日(日)、全国の青年部会員から選抜された27名が宗家に参集し、開講式と第1回研修を行いました。
  この研修は、宗家・総本部での年間6回のプログラムを通して、次代の青年部リーダーを育成することを目的に開催しているもので、これまでの修了者は青年部をはじめ、ブロックや全国委員会で活躍しています。

  15日午後から茶道会館で行われた開講式には千 宗室家元が出席。家元は挨拶の中で「誰かのためにこの研修に来たわけではなく、学びたいこと、体験したいこと、知りたいことがあるからここに来たわけですから、何かを成し遂げなければならないといって責任を感じる必要はありません。毎回空っぽの状態で学びに来てください」と出向員に激励の言葉を贈られました。




  今期出向員を代表して大川みなみ君(新潟青年部)に委嘱状が交付され、進藤颯仁君(唐津青年部)が誓いのことばを述べました。


委嘱状代表拝受 誓いのことば


  その後、平成茶室にて呈茶、そして裏千家学園に会場を移し講義研修を行いました。
  講義1では、野口耕一淡交会専務理事・今日庵事務局長が「御家元指導方針について」と題し講義。指導方針のはじまりや組織の在り方について触れるものでした。

  続く講義2は、松尾拓二淡交会総本部事務局次長兼組織部部長が「淡交会について」と題して講義。リーダーとして淡交会や所属青年部のことを知ることが大切と説くとともに淡交会の歴史や意義について説明がなされました。


講義1 講義2


  翌16日は、大徳寺三門金毛閣と聚光院の拝観、利休居士墓参の後、裏千家学園に戻り自己紹介を含めた3分間スピーチを行いました。




  スピーチでは、自身が茶道を始めたきっかけやL・T出向員に応募するに至った経緯、印象に残った青年部活動や所属青年部の自慢等、出向員それぞれが今の想いを述べました。





  最後に、松尾事務局次長による挨拶で閉会しました。

  今期の研修は、単独研修と3月の「第53回青年研修会」、5月の「第16回全国大会」等を経て、12月の全国代表者会議での呈茶席担当と修了式まで全6回を予定しています。




<第33期L・T出向員 27名>
(敬称略)