宗家・総本部行事だよりへ

第33期リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員研修
第5回研修(オンライン開催)


  令和3年10月16日(土)午後1時より、淡交会青年部リーダーシップ・トレーナー(L・T)出向員の第5回研修を、オンライン(Zoom)を活用して開催しました。今回の研修は「裏千家の諸活動について」の理解を深めることを目的としました。

  開講式では、長谷川義翁淡交会常任理事・総本部事務局長が主催者を代表して挨拶。その後、田淵吉弘組織部課長より「裏千家における学校茶道の取り組み」と題して、学校茶道がはじまった経緯や現在の総本部の取り組みについて説明がなされました。


  元青年部全国代表者会議議長の辻 宗治淡交会参事補(岐阜支部副幹事長・パスト全国委員)が「親子の仕え合いについて」と題して講義。
  「点と点を結んで線を描き、線と線を結んで面を作り、面と面を繋いで強靭な立方体を創るように、ひとつの物事を次につなげていくことが大切です」とのお話とともに、「支部や青年部会員への報告・連絡・相談を欠かさないことで支部の先生方も大応援団になってくれるはずです」との助言がありました。

辻宗治参事補 質疑応答

  弘田佳代子総本部国際部部長より「裏千家の国際活動」と題して講義。国内外での外国人へ向けた茶道普及活動等について、写真や資料を交えながら紹介がありました。


  ニューヨーク出張所社中で現在裏千家学園茶道専門学校に在学中の尾関直子氏と青木藤子氏により、「海外での茶道活動」として事例紹介が行われました。
  尾関氏からはニューヨーク出張所社中の活動やご自宅などで行った茶事・茶会について、青木氏からはニューヨークの茶の湯事情やイベントでの茶会の様子などが写真を交えて紹介されました。

質疑応答
(左上:青木氏、右上:尾関氏)

  その後、出向員の進行によりオンライン茶会が行われました。
  「自分が海外でお茶を点てるなら」をテーマとし、事前に送り合ったフランス、ニューヨーク、台湾のお菓子とバーチャル背景を用い、全員が一斉に点てたお茶で心通わせました。また、テーマに合わせて海外で使いたい道具組を紹介し合いました。


  田淵吉弘組織部課長より閉会の挨拶があり、第5回研修を締めくくりました。
  最終の研修となる第6回研修1日目(12月3日)は京都での単独研修となります。翌4日にはANAクラウンプラザホテル京都において開催される青年部全国代表者会議の呈茶席(展示)を担当、同会議席上で行なわれる修了式に臨む予定です。