淡交会青年部ナショナルコンファレンス2018


  3月2日(金)〜4(日)、国立京都国際会館アネックスホールをメイン会場として開催。
  このナショナルコンファレンスは、従来、青年部の祭典として会員意識の向上と組織拡充のための原動力となってきた「全国大会」(昭和41年から15回開催)と、研修として次世代リーダーの育成を目的に開催した「サマーコンファレンス」(平成14年から4回開催)の理念を踏まえ、新体制にふさわしい会員意識向上のための新たな行事として平成26年から開催しているものです。
  3回目となる今回は「誇りと情熱」をテーマに青年部会員の参加者の他に、関西・関東・九州の裏千家学生茶道研究会と宮城学生茶道連盟の大学茶道部招待学生の17名を含め、594名が全国から集いました。





(第3回実行委員会)
  開会式に先立ち、11時よりグランドプリンスホテル京都に於いて、千 宗室家元、千 敬史様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様、大谷宗裕様、納屋宗人様、実行委員をつとめる全国委員・全国委員補56名が出席のもと、第3回実行委員会を開催しました。
家元の挨拶、正副実行委員長挨拶、総本部からの概要説明に続き、各部会長からの報告や連絡など最終確認を行いました。


家元挨拶


行松宏展実行委員長挨拶 福井正興副実行委員長挨拶


杉山芳文第1部会長 奥山 卓第2部会長


西谷抄希子第3部会長 小林健太郎第4部会長代行


宮川寛隆第5部会長


(受付・呈茶)
午前11時より国立京都国際会館アネックスホール前にて参加者の受付が開始。会場前ロビーには、青年部紹介や参加者一人ひとりに所属青年部部長から寄せられた紹介メッセージ、プレ行事である「行ってらっしゃい茶会」の写真が掲示されました。




受付の後、参加者は東席と西席のいずれか一席に入席。一碗を楽しみました。
◇東席(担当:関東第二、東海、近畿第一、近畿第二ブロック)






◇西席(担当:近畿第三、東中国、中部中国、九州ブロック)






(チャリティー展観)
  宗家はじめ僧侶方、全国各地の工芸作家の方々、企業、青年部各ブロックなどから寄贈いただいたお品を展観、頒布。益金は全国各地で発生している自然災害による被災地ならびに被災者の支援のために役立たせていただきます。






(開会式)
  開会式には、千 玄室大宗匠、千 宗室家元夫妻はじめ、宗家の方々が出席、また、来賓として京都府知事の山田啓二氏、京都市長の門川大作氏が登壇。
  大宗匠、家元の挨拶に続いて、行松実行委員長からの歓迎挨拶があり、来賓を代表して山田知事・門川市長から祝辞が述べられました。
また、安倍晋三内閣総理大臣からの祝電が披露されました。




大宗匠挨拶 家元挨拶


山田知事 祝辞 門川市長 祝辞


(大宗匠講話)
  午後3時より、同会場にて大宗匠講話が行われました。




(基調講演)
  午後4時よりデービッド・アトキンソン氏(小西美術工藝社 代表取締役社長)による基調講演が行われました。



謝辞(杉山第1部会長)


(懇親夕食会)
  午後6時からは、グランドプリンスホテル京都に会場を移し、懇親夕食会を開催しました。




千 容子 家元夫人挨拶 敬史様 乾杯


名刺交換ゲーム 福引き




西谷第3部会長による中締め


3月3日(土)
(グループ別研修)



2.茶事〜ひな祭りの趣向で〜下鴨茶寮 6.大西清右衛門美術館見学と
当代による京釜鑑賞会


9.中村翠嵐工房での交趾花入絵付け体験 12.京町屋の暮らしを学ぶ
(杉本節子氏の講義とおばんざい講習)


15.竹の茶道具について学ぶ
(谷村丹後氏の実演と茶杓削り)
22.栗栖正博氏による和食文化について
の講義と会席料理を楽しむ


24.伊住禮次朗氏に学ぶ釜講座 26.英語で日本文化を学ぶ
(ランディ・チャネル宗榮氏による茶会&トーク)



27.京舞井上流 井上安寿子氏に学ぶ
美しい所作と舞踊体験



(グループ呈茶)





(グループ別研修報告会)
  午前中に研修を行ったグループの代表者より、報告が行われました。






(御家元講演)
  午後2時より御家元講演が行われました。
  講演に先立ち、伊住公一朗様よりスピーチがありました。


公一朗様 スピーチ


御家元講演


(座談会)
  敬史様、金剛龍謹氏(能楽金剛流若宗家)、樂 篤人氏(樂家次期16代継嗣)、コーディネーターとして伊住禮次朗様が登壇。








(閉会式)


謝辞(奥山第2部会長)


(実行委員会主催懇親会)

家元挨拶 公一朗様 乾杯






(茶会)
  オプショナルとして宗家周辺にて茶会を行い約550名が参加しました。
  濃茶席を家元が、薄茶席を敬史様、公一朗様、禮次朗様がそれぞれ席主を務められました。また、実行委員やL・T出向員、青年会議所茶道同好会、招待学生によるお運び等のお手伝いがありました。


◇今日庵席(濃茶) 於:平成茶室





◇今日庵席(薄茶) 於:茶道会館





◇点心席 於:裏千家学園